
「逃げ恥」「重版出来!」などの手掛けた野木亜紀子さんの脚本「アンナチュラル」が始まりました。不自然に亡くなった人の声なき声を聞き出す法医学者が主人公。
未来の学問だと胸を張って仕事に情熱を傾ける主人公三澄ミコトに石原さとみさんを迎え第1話が放送されました。
第1話を観た感想とネタバレと次のあらすじなどです。
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アンナチュラル第1話の感想
2018年の冬ドラマは「当たり」が多いと思います。
いやー面白かったぁ
これは、今期のドラマのうちで一番だと思うので、観た方が良いです。おススメ!
なぜかというと、テレビ朝日で「法医学教室の事件ファイル」で死体を検体し事件を解決していくという事件解決する気マンマンのドラマがありますが、このアンナチュラルはちょっと違う。
依頼を受けた検体から、事件の糸口が見つかってその背景にいろんな問題が隠されているってこと。
一応、国から補助が出ているみたいなんだけど、どちらかというと個人がお金を出して不可解な死を遂げ納得いかない遺族が検体に持ち込んでちゃんとした解剖をするということ。
その調査の中から、いろんな事実がわかってくるんです。
第1話は「名前のない毒」とは、亡くなった人が簡易検査で「虚血性心疾患」すなわち心不全と一度結果が出たのに、両親が持ち込んだ依頼でいろんなことがわかってくる。
毒というものが一般の検査では出てこなかったけど、それはこれまで認知されている毒に対してだから。
ミコト(石原さとみ)たちは、毒殺を疑うんですよね。
しかし、ちゃんとしたものが出てこない・・・。そこで、出てきたのが誰かが新しい「名前のない毒」を作ったのではないかと。
亡くなった人の家に行き、そこにあった食べ物とか整髪料なども採っていったり、会社に行きデスクの中の食べ物なども調べる徹底ぶり。
結果、出てきたのはMARSという日本では未確認の病原体だったんです。
なんとその致死率は30%以上!もう絶対絶命ですよ・・・見た目には風邪のような症状らしく、接触した人は50数名・・・。
その亡くなった人が、出張で中東から帰って来た時、風邪のような症状が出てきていた。そんな事実から、彼が持ち込んだんだーって日本中が大騒ぎになるんですよ。
結局、両親が息子の死に納得がいかない・・・と個人で頼んだことで、結局自分たちが苦しめられるというなんとも切ない結果になります。
でもね・・・ここで終わらないのがアンナチュラルの面白さ。
まだ続きがありました。
亡くなった男には、恋人がいてさらに浮気もしている。彼が亡くなった次の日にその浮気相手も突然死をしています。
今回、その彼女の行動や、研究室で働いているということも相まって真っ先に六郎(窪田正孝)が疑ってかかるんだけども、どうもしっくりこない。
調べていくともっと大きな背景が見えてくる。
もーっと悪いヤツがいましたよ。
・・・ということで、このドラマは最終回まで見る!ということが決まりました。
法医学のドラマなので、じめじめしそうなもんですが、どちらかというとスンゴイ明るい。不謹慎なくらいみんな明るいので、後でどよーんと暗くなるというよりもスッキリとするドラマです。
ミコトが、彼氏にフラれたのはかわいそうですが、研究所には間違いなく恋人候補が2人いるし、脇を固める松重さんもホワンホワンな感じの人かと思えばやるときはやる漢だったわー。
ネタバレはこの後から
アンナチュラル第1話のネタバレ
UDIラボ=不自然死究明研究所(unnatural death Investigation laboratory)に依頼が舞い込みました。
老夫婦の一人暮らしの息子、高野島渡が突然亡くなり警察が簡易検査をしたところ「虚血性心疾患」(心不全)と言われたが納得いかないという。
UDIラボには、三澄ミコト(石原さとみ)と中堂系(井浦新)という法医解剖医がいて2つの班がある。高野島渡の解剖はミコトの班がすることになりました。
渡には外傷なく、争った形跡もない。渡の場合には、亡くなった場所から解剖できる場所まで40㎞の距離もあり、普通は解剖をしないで結論を出すことが多いと言う。
虚血性心疾患ではない、急性腎不全のため「毒物」が疑われると言う結果。
そのころ、高野島と仕事をしている若い女性、敷島ユカも次の日に亡くなったとの情報が入りました。ミコトたちは女性の家に行くと、元々喘息の発作はあったがそれほどひどくなかったとのこと。
ミコトには関谷聡史(福士誠治)という恋人がいる。よき理解者である彼に結婚を打診され双方の家族と会う約束をします。
高野島の薬毒物検査の結果はシロ。何も出てこなかった。しかし、スクリーニングマシンで検査できる限界は200種類。フグ毒などもその中に含まれず、この世で最も恐ろしい毒は「名前のない毒」と臨床検査技師の東海林夕子(市川実日子)は久保六郎(窪田正孝)に教えます。
高野島渡が亡くなった部屋にUDIのメンバーが調べに行きます。冷蔵庫から食べ物と洗面所からはシャンプーや柔軟剤まで細かく集めていきます。
そこに第一発見者の婚約者である馬場路子が訪れ、淡々と当時の話をする路子に六郎はアリバイを聞こうとします。自宅で寝ていたと言い六郎と言い争いに・・・。
高野島の会社に行きデスクを調べていると数種類のお菓子の中に外国のクッキーがありました。そこでも六郎は同じ会社の馬場との関係を別な人に聞き始めます。
完全に疑ってかかってるんですよね・・・六郎くん。
婚約者の路子は確かに、冷静すぎるのとちょっと挑戦的な雰囲気でしたので、怪しいと感じたのでしょう・・・。
馬場路子は、馬用の劇薬毒物製品を研究していることがわかります。作業を続けるミコトに近くにいた女子社員から高野島と別会社の敷島がデキていたと耳打ちされるのです。
つまり、高野島をはさんで三角関係。
六郎が馬場の研究室を見てきたが、どうもポリエステルの研究をしているらしいと言うと、夕子が「エチレングリコール」と語ります。
「エチレングリコール」・・・体内に入ると30分以内に中枢神経に異常が出て呼吸障害が起きる。24時間すぎると腎臓障害・・・。
すなわち、呼吸障害は敷島みかの、そして腎臓障害は高野島に当てはまると予測をするんです。
なめると甘い・・・。なのでお菓子に仕込んだのかもと言うと、ふとミコトが気になったのが、高野島のデスクから、敷島みかの家にあったのと同じお菓子があったことを思い出します。
UDIでは、そのクッキーを調べるもエチレングリコールは検出されず。それ以外にも全く出てきませんでした。
出口のない、調査に頭を痛めるミコトですが、六郎の調べで、問題のお菓子も高野島本人が出張のお土産としてみんなに配ったものだったということがわかりました。
そのクッキーの箱をみると、外国の文字・・・。会議室で高野島が敷島ゆかに渡したところを周りは知っていました。しかも、風邪気味だった高野島の風邪がゆかにもうつったと会社で噂になってしまっていました。
そこから下世話な噂が広まっただけで、ふたりには恋人同士の関係はありませんでした。
高野島の出張先はサウジアラビア、ミコトは何か思いつきます。
ミコトが予測したのは、MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルス。
これまでの症例から、短期間に悪化して死亡した例があると調べがついていました。それは、喘息に間違われたり高野島のように急性腎不全になることもあることから再度検査をし直したところMERSに感染していたことがわかります。
日本中が大騒ぎになります。中東諸国では500人以上が死亡、約39%の死亡率がある。
ここで、ワイドショーで宮根誠司風のキャスターが出てくるんですよ(笑)
高野島家では、息子渡のお葬式が営まれますが報道陣が集まりここでも責任問題だと大騒ぎに・・・。ミコトは参列して親と話しますが、両親は息子の死と共に、それ以上の悲痛な悲しみに暮れていました。
婚約者の路子もその場にいて、ミコトに帰ってから高野島が検査を受けていて、問題ないと検査結果を見せますが、MARSに関しては検査対象外であることを語ります。
渡が検査を受けた東央医科大学では、UDIラボの所長、神倉(松重豊)が院長と話をしていました。渡から感染をした患者は隔離をして治療をしていることを聞きます。
悲しみにくれる路子とミコトは話していると、渡が帰国した翌日に路子と会っていて、一晩一緒に過ごしたことを語るとミコトの顔色が変わります。
「その夜・・・しましたか?」
ミコトと彼の両家が会う日、高野島のことでUDIでは会議が行われていました。
調べると路子はMARSを発症していない・・・。
つまり、高野島が外国から持ち込んだのではなく、検査に行った病院での院内感染・・・。東央病院では、コロナウィルスの研究室がありそこから漏れたのではないのか。
中堂がそこに、葬儀屋から聞いた東央病院の死者の多さを書いた書類を持ち込んできました。
増え始めたのは、高野島が病院に行く1か月前・・・。
ひとり直近で亡くなった男性がいて、葬儀が行われると中堂が言うと六郎のバイクでミコトと火葬場に直行。寸前にとりとめ怒る家族を説得して解剖をすることになります。
神倉所長は、東央医大の院長と話しをすると、院長はMARSの事実をやっぱり隠し続けます。
あくまで、高野島が持ち込んだとシラをきる院長に、神倉は検査キットを大量購入している証拠を突きつけていると、そこにミコトが駆け込みMARSウィルスが出たことを告げます。
ちゃんと調べれば感染時期もわかる・・・。
そういうと、院長はうなだれました。
ミコトは、すべて終わると時間のとっくに過ぎた待ち合わせ場所に急行しますが、彼の両親はもうそこにはいませんでした。
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TBSのドラマは、TBSオンデマンドで放送日から約1週間は無料で見ることができます。
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ちなみに、2018年現在では、アンナチュラルの1話分が300円(ポイントが使えるので300ポイント)です。
まとめ
アンナチュラルは、主人公の石原さとみさんが良い味を出しているのもあるけれど、かわいいキレイだけではない骨太のドラマでした。法医学という特殊な環境ですが、暗くなくて逆に明るいのが観ている方も気楽ですね。
事件解決という感じではなく、棚からぼたもち的にいろんな事実がわかってくるので、肩ひじ張らないで観れるのも新しいですね。
ヒロインに対して、謎の多い同じ法医解剖医の中堂(井浦新)とか記録員のペーペー、久保六郎(窪田正孝)と何かありそうな予感。どちらかと言うと、彼氏の関谷(福士誠治)がイケメンで好きですが・・・。
まだ全部見ているわけではないのですが、このドラマは今時点で暫定1位の面白いドラマなのでおススメします。