anoneが最終回、偽札造りの犯行の末に偽家族が待っていたそれぞれの結末が描かれました。亜乃音は陽人のために収監され、ハリカも鑑別所で罪を償いました。
中世古もハリカに発見され腹をくくったのですが、結末はこう!というはっきりしたものがなかったので気になった方もおられたのではないでしょうか・・・。
anone最終回の感想とネタバレ、そして中世古の語った弟の話などです。
anone最終回の感想
anoneは最初から前のめりで観ていました。最初は、偽家族のそれぞれの過去や状況が映し出され、決して幸せとは言えない人々が、お金(偽札)に群がったという状況。
その人々の背負っているものを見て、徐々に林田印刷所に集まってくる部分までは面白かったんです。
ただ、最後3話くらいは、中だるみしたかな・・・なんて思います。
このストーリーはたぶん好き嫌いが別れるんじゃないかな。
全体的に面白い話で演じる人も見せ方も良いんですが、10話もいらないような気がします。
アカの他人同士が家族という形をとってからが長く感じてしまって、個人的にはツラかったのと、その原因を作った中世古の弟の話がぼんやりしていてちょっとモヤモヤが残りました。
最終、中世古が自首したのかどんな罪に問われたのか、亜乃音が釈放されたのか罪を償ったのかなんだかぼんやりしていたのが残念。
脚本家の坂元さんのお話しは最後に余韻を持たせる方らしいので、こういう終わり方となったのでしょうが、なーんか個人的には消化不良だったな~と思います。
anone最終回の中世古の弟の話とは?
亜乃音(田中裕子)とハリカ(広瀬すず)が罪を償っている時に、中世古は逃げ続け1万円札をいたるところで使っていました。警察の目も欺き、危険なリスクを冒してまでお金を使っていたんです。
「誰かに与えられているものではなく自分のルールで生きている」という証明をしたいがために逃げているというのはハリカの分析です。
中世古がずっと連絡を取っている陽人の元で待っていたハリカが、おびき寄せ自首するように迫ります。
中世古は悪びれず、ハリカに世間を恨む権利がある・・・なんて言うんですよ。
「弟はもっと痛かった。俺は逃げて転んだだけ・・・あの時も今日も」
こんな言葉が中世古の口から語られますが、この顛末は最後まで語られることはありませんでした。
中世古さんの弟のこと、火事のこと、今一度考察してみた。余白の坂元さん ならではで、これが正解!というのはなくて、視聴者それぞれの解釈に委ねているんだとは思うけれども、1番しっくりきた解釈はこれかなあ。 #anone pic.twitter.com/tXatNxqHI1
— ナナ (@nanana_dye) 2018年3月21日
#anone あおばさんが娘の幽霊見える回、意味わからないと思っていたけど、まさか最後その能力のおかげで持本さんと暮らせるとはこのふたりのシーン最初からまたみたいな。 中世古さんの弟の話は前も出た?よくわかんなかったな
— ジャス (@ponjasmin) 2018年3月21日
中世古もまた不幸な生い立ちだったのかなあ。弟がいた話って最終回で初めて出てきた?自分は生きてるけど弟は家で何かがあって亡くなったのを匂わせてたけど、はっきりとは描かれず…モヤモヤ #anone
— abetomo (@abetomo) 2018年3月21日
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9歳で弟は8歳だった(陽人とおなじ歳)ここまでしか中世古の弟のことは語られていません。
ただ、ふと気になったのは、思い出のある年齢で執着するのはわかるんですが、中世古は自分にも子供がいる。それよりも陽人になぜ固執するのか不思議だし、陽人にやさしい嘘をついてから逃げようとする態度もなんだかスッキリしない人だな・・・と思いました。
ただ、いろんな意見の中で、もしかすると中世古とその弟もまた親から虐待をされていてハリカが捨てられた施設に入れられていたんじゃないかという想像をしている方もいたので、そういう出てきたキャストの最後も視聴者にゆだねているのかもしれません。
いつか「偽物」も「本物に限りなく近い何か」なるかも知れない、という希望の話だった。カニカマはカニに、メロンパンはメロンに、鯛焼きは鯛に、偽札は両替機を通る紙幣に、亜乃音とハリカらの疑似家族は家族に、亜乃音と玲も親子に、流れ星の願い事も現実の出来事に、いつかなるかも知れない。#anone
— おなか (@HNamachiri) 2018年3月21日
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まとめ
9話までは、偽家族の一員になるかもと思っていた花房万平(火野正平)もなぜか最後にはいなくなりましたね。亜乃音さんが陽人のために最後まで何も言わず、花房からも距離を置いたというのが結果なのかそのあたりも解りません。
最終回で、わかりづらかったキャストがどうなったのか整理してみました。
出てきた人が最終回でどうなったのか
・亜乃音・・・刑期を全うし家に帰る、貯金で一人暮らしをする
・ハリカ・・・亜乃音が帰るまで家を守り、お金を貯めたので一人暮らしを決心
・彦星・・・かすみの父の援助で治療をして、がん細胞は消えかすみの家で暮す
・青羽・・・持本と逃避行の末、持本を看取りまた亜乃音と暮らす
・持本・・・逃避行中に亡くなるも幽霊となって亜乃音の家に居付く(青羽だけ見えている)
・中世古・・・陽人に嘘を付き、火事は自分がやったと告白し自首(?)
・玲・・・亜乃音に面会してやっと「おかあさん」と呼ぶ
・陽人・・・過去の記憶がよみがえり自分が火事をしてしまったのではないかと言うも中世古の告白に納得する
・花房・・・不明
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これまで十何年も確執のあった玲との関係もハリカの言葉で突然、雪解けを迎えましたが、これもすごく不思議でした。ただ、このドラマってなんとなく感じるドラマだったのかなとも思います。
偽家族と偽札、偽札はあくまでニセモノだけれども、偽家族だけは何かの縁と愛情で本物の家族になる。そんなメッセージだったのかな・・・。
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