ブラックペアンの意味は?原作のネタバレとニノの役は良い人悪い人?

2018年の春ドラマ、注目の日曜劇場では嵐の二宮和也さんが主演の「ブラックペアン」が放送されます。なんと、今回は「オペ室の悪魔」と呼ばれる外科医を演じるということでとても楽しみですね。

公式でも、ダークヒーローと紹介されています。

タイトルになっている「ブラックペアン」の意味や原作からのネタバレです。

 

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ブラックペアンの概要

2018年4月22日(日)~
放送時間:夜9時~
放送局:TBS系列

原作:新装版「ブラックペアン1988」
海堂尊 著
講談社文庫 刊
脚本:丑尾健太郎

 

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ブラックペアンのキャスト

二宮和也 竹内涼真 葵わかな 内野聖陽 小泉孝太郎 市川猿之助 加藤綾子など

ブラックペアンの意味は?

タイトルにもあるブラックペアンとは、真っ黒なペアン(止血用鉗子)のことです。

物語に出てくる腹部外科の名医、総合外科学教室教授の佐伯清剛が使っている鉗子で、シルバーの鉗子の中に黒いペアンを用意させ手術用具の中に入れています。

基本的にはペアンはシルバーですが、佐伯が作らせている特注品。

つまり、この佐伯のトレードマークのようなものなんですね。

我々がよくドラマで見る手術シーンで、「メス」とか「コッヘル」とか助手から執刀医が手渡されるアレです。

手術した時の出血を止めるために使われる用具です。

第1話でブラックペアンが神々しく登場

第1話の冒頭で、帝華大学の西崎教授が、佐伯教授の器具を見せてくれとリクエストする場面がありました。東城大学の講堂の大スクリーンに他の器具とは違う容器に置かれた「漆黒のペアン」が映し出されるのです。

このブラックペアンの本当の意味あいは、手術のクライマックス、神の手と言われる手術を施す、佐伯が手術の成功の証としてチューブを止めるという儀式のようなものでもあります。

このブラックペアンを佐伯教授が使う場面では、東城大学の佐伯教室の医師たち(100人くらい)がスタンディングオーベーションで拍手していました。

それくらい、このブラックペアンは佐伯の手術にとって必要なものです。

ただし、この佐伯の用いるブラックペアンには違った意味もあります。そこがストーリーのキモです。

マメ知識
ペアンという名称は、フランスの医師の名前からとられています。
外科医にとって止血とうのが大きな問題となっていたことから、1858に器械メーカーが開発したものを改良して1862年に止血のための鉗子を作ったのがペアン医師だったのです。

ちなみに、ペアンって簡単に買えるのですが、小さいサイズで材質にこだわらなかったらだいたい100円台~2000円台くらいの値段です。結構安いですね

 

ブラックペアンの対抗馬、高階先生のスナイプ

佐伯教授と相反して、帝華大学からやってきた高階先生が持ち込んだのがスナイプという器具です。人の手による手術に重きを置いている佐伯教授と真向対決の姿勢を見せるのが高階先生なんです。

スナイプという器具は、アメリカから持ち込んだものです。

「佐伯式」と言って佐伯教授にしかできない縫合の仕方(ドラマでは、心臓外科手術で心臓を止めないで縫合してしまうやり方)は、たくさんの人を救えない問題点があることから、たくさんの人を救うために東城大学で使いたいと言い出したのです。

ドラマ内で、その器具が出てきましたが、心臓の手術の割にはちょっとおもちゃみたいな印象を受けました。

 

ブラックペアンの原作とは?

今回のドラマの原作は「ブラックペアン1988」という小説が元になってます。著者は海堂尊さんで、「チームバチスタの栄光」も書かれている小説家です。

この小説には続編があり「バブル三部作」と呼んでいるそうです。

・ブラックペアン1988 2007年発表
・ブレイズメス1990 2010年発表
・スリジエセンター1991 2012年発表

この「ブラックペアン」も「チームバチスタ」も医療現場のお話しなのですが、海堂尊さんご自身が医師でもあります。

原作ブラックペアン1988のネタバレを簡単に

ニノがダークヒーローと聞いてどんな医師なのかすごく気になっている方も多いと思います。どんな意味でダークなのか調べてみると、「万年ヒラ医局員」。

・腕は超一流
・入局して10年
・昇進は自分自身でお断りしている
・外科の控室に居ることが多いので「オペ室の悪魔」と呼ばれている
・軽薄にふるまう
・食堂がんの執刀経験者
・同僚からは「患者を生かし、医者を殺す」と評される
など・・・

少し、頑固なイメージですし職人肌の変人という位置づけっぽいです。

そして、原作の「ブラックペアン1988」は、竹内涼真くんが演じる世良雅志目線で話が進んでいきます。

世良雅志・・・東城大学医学部付属病院総合外科学教室(佐伯外科)に入局したばかりの研修医
高階権太・・・帝華大学で第一外科教室の助手、マサチューセッツ医科大学に2年留学の経歴を持つ、世良の指導医
佐伯清剛・・・佐伯外科のトップ、総合外科学教室教授で腹部外科の名医

世良雅志は、東城大学医学部付属病院の研修生となり、佐伯清剛教授の総合外科教室に入ってきた。直後に帝華大学から来た講師・高階権太と出会います。

高階は「スナイプAZ1988」という食道自動動吻合器という器械を使い、佐伯外科では技術のある者しかできないとされる食道がんの手術を誰にでもできるようになるという方針のために佐伯とは対立を深めました。

高階の目的は、患者のための医療を目指すべく権威主義に異を唱えるもの。

当時、がん患者には告知が珍しい時代、高階は、手術する患者には、成功させるという思いやりのある言葉と共に告知をするが、渡海は患者には失敗する数字を用いてでも淡々と嘘偽りなく話す。

「結果は保障できない・・・」

その態度を見て世良は、渡海の技量に気づきます。

世良は、渡海の技術は認めるも、やり方には違和感を感じながら過ごしていました。

世良が医局に入ってから数か月たったころ、渡海は17年前のことを語り始めました。それは、食道がんの権威の佐伯と渡海の父一郎とは過去に親友だったこと。

佐伯が出張している時、一郎がすべてを任されていました。

緊急外来が飛び込んできてその患者の腹部のX線写真を見るとペアンが映し出されました。手術をしたのは佐伯であったために、一郎はすぐさま本人に連絡を取ります。

「飯沼氏のペアン摘出すべからず」

それを見て、一郎の頭をよぎったのは医療ミスとその隠ぺい。

しかし、世間的には佐伯が当時から実力のある医師だと受け入れられていたために一郎の方が左遷されてしまった。そして無念な気持ちを残したまま亡くなってしまったのです。

病院長選挙が近づき、有利に進めるため、佐伯は高階に医局をまかせて出張をした。

すると、その時に図ったように飯沼という患者の外来の話が飛び込んできます。腹部が痛むという話と共に高階が見せられたのが置き忘れたペアンの写ったX線写真。

すぐさま、開腹をして取り出すことになるが、渡海は高階に手術者が佐伯だったことを告げた上で手術を始めました。

高階が執刀をし、第一助手・渡海という体制になることが決まり、渡海が佐伯にそのことを電話で言うと佐伯からは取り出すととんでもないことが起きると案の定止められた。

父の無念を晴らせると佐伯に言い放ち、手術に挑もうとする渡海を必死で止める佐伯。

しかしいざ始めると手術は難航を極め、長時間に及んだ。

ペアンを取り出す際、高階はふと、このペアンがわざと置き忘れたものではないのかという気持ちがよぎり渡海に語ります。渡海の挑発的な言葉によってペアンを取り出そうとしたところなんと佐伯が現場に戻ってきて止めに入ります。

渡海はそれでも、患者の腹部深くにあるペアンを引き抜くと血が湧きでてきました。

高階と渡海をもってしても、出血は止まりません。

「地獄の扉」そう言った佐伯は、事情を説明すると、仙骨前面静脈叢からの出血でやむを得ず、ペアンをそのまま体内に残し腹部を閉じたのだと。

置き忘れたのではなく取り外すことができなかったのが原因。

当時、そのことを語ろうにも佐伯は家族に説明する自信が無く、そのままにして患者を退院させた。

しかし、その患者は佐伯がいない時に容体が悪くなり、一郎が見ることになった。

遠く日本を離れていた佐伯が伝えることができたのが、手術をする必要がないとひとこと電報で伝えることだけだった。

それは、佐伯が親友、一郎を信頼したために伝言をしたのだが、一郎にすればその状況は「医療ミス」でしかなかった。すべては小さな誤解が重なったもの。

そして、病院の配慮で、佐伯が帰るころすでに一郎は県外に飛ばされたあとだった。

ブラックペアンを手術に使用する理由は、佐伯にとっては自分への戒めであったのだ。

「ブラックペアンを術野に使う時がきたら、それは私が外科医を辞める時」

そして、佐伯は親友一郎への罪滅ぼしのために息子の渡海を自分の元に引き取り一人前の外科医にしたかったのだと語りました。

さらに、ブラックペアンを再度手にして飯沼の身体に埋め込んで閉腹しようとした。

全ては佐伯がこの時がいずれ来ることを予感していたのかもしれない。

高階が、用意していたのかと問うと佐伯がこう言った。

「予感など、ありはしない。ただ、あの日のような出来事は二度と繰り返してはならない、と思っていた。あのような時に使うために用意したペアンだ。そして今日はその日がやってきただけのこと」

佐伯はこの手術の後、辞任をした。

渡海は、世良に立派な医者になれと言うと病院を去っていきました。

 

ドラマブラックペアンの手形の意味が第1話で明らかに!

これは、ドラマの公式から出ている宣伝の画像です。
最初なぜ手形なのか不思議だったんですよね・・・。これは、1話の最後に解明されていたのはご覧になりましたか?

高階先生が、世良(竹内涼真)の初めての担当で皆川さんという女性の手術をスナイプでやると言って佐伯やニノが演じる渡海の立ち合いの元に手術を終えるんですが、高階は重大な見落としをしていて、患者が突然苦しみだします。

再手術となり焦る高階は、器具を持つことすらできないほど動揺。

佐伯は、すでにパーティに出ていて不在、あと残された選択は、控室に住み着いているオペ室の悪魔、渡海に頼らざるを得ない。常識や倫理からほど遠い考えの渡海に対して、世良は土下座をして手術をしてくれとお願いするんです。

渡海は他の医者にも手術の見返りとして「金」で解決させてきた男。

世良にももちろんその対価は払わせようとするんです。

患者の手術を終え助けた渡海は、術着で血だらけの手を世良の胸に押し当て手形をつけ約束させます。

「1億な・・・払い終えるまでお前は俺のために一生ここで働け」

そう言って笑いながら手術室を去ります。

この手形、世良の胸につけられた血の手形こそがこのストーリーの始まりです。

 

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ドラマブラックペアンの感想とネタバレ

第1話
第2話
第3話

まとめ

ドロドロとして勢力争いの話かと思ったら意外な結末ですね。悪役だと思われていた人が実は立派な考えを持ち行動していた。そして父のうらみを晴らそうしていた渡海もまた、佐伯の気持ちを知らずに行動をしていたことを後悔したに違いありません。

手術という人の命がかかっている場所で、命を守るためにやった行動が世間的には問題のある衝撃の現実を親友に語れなかったという佐伯はずっと手術のことと親友のことを思いながら過ごしていたんですね。

渡海は最後に居なくなってしまうんですが、ドラマでは佐伯や父親の分まで医者でいて患者を救うような結末であればいいのに・・・と思います。

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