
日曜劇場は99.9に続き、嵐のメンバーが主役をすることになりました。ニノのダークヒーローはカッコよかったです。手術シーンがなんともリアルでしたが、息つく暇もないくらいのドラマでした。
心臓外科の天才とオペ室の悪魔、そして帝華病院から送り込まれた高階(小泉孝太郎)の対立があきらかになりました。
ブラックペアンの第1話のネタバレ、そして高階(小泉孝太郎)との因縁も含めての感想です。
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ブラックペアンの第1話の感想
このお話しの原作は、ご自身も医者である海堂尊さんが書かれた小説です。原作では、竹内涼真くんが演じた研修医が主役となってストーリーが進んでいきます。
ドラマも、主役は渡海(二宮和也)ですが、世良(竹内涼真)がいて初めて成り立つお話しです。
第1話でも、世良の戸惑いというか、なんとも新人らしい初々しい姿も見られたのですが、ちょっと不安になる部分もありました。
それは、竹内涼真くん演じる世良という医者がスンゴイ未熟なんですよね。
そして、涙を出して泣きすぎる・・・。1話では、担当している病人がいるにも関わらず、その方が苦しみだしたら助けを求めるのにはビックリしました。
みんなこんな経験をしてから一人前になるのはわかるんですが、ちょっと頼りなすぎるな~と感じました。
しかも、心臓病の方の担当としてはイカンやろ~(;^ω^)せめてもう少し経験のある人をあてがってほしい。
あと、このお話しでは手術シーンがかなりリアルに表現されています。人間の心臓に見立てたなにかの臓器が映るので、グロいのが苦手な人はちょっとしんどいかも。
かくいう私も苦手なので、そのシーンは目をそらしました。
そして、心臓なので、失敗すると血がドピャーって飛び散るんです。観ている方はキツいシーンですが、この緊張感がないと渡海先生のありがたみがわからないのでここは必要なシーンなんでしょう。
なので、これからも同じようなシーンが続くと予想されます。
あと、高階(小泉孝太郎)が「スナイプ」というアメリカから持ち帰った心臓手術の器具で、佐伯や渡海と対立するんですが、初めての手術に失敗するんです。
胃動脈瘤(いどうみゃくりゅう)を見落として心臓だけ手術してしまったので、患者の体内で破裂してしまったのが原因。
すると、もう一度手で行う手術では、高階の手がぶるぶる震えてしまって器具を持てないというシーンもありました。もちろん生身の人間なので、その時の気分や追い詰められた状況からそうなってしまうのは仕方ないとしても、人間の解剖などもされているはずのお医者さまがこんなに動揺することがあるんでしょうかね。
患者役の山村紅葉さんがメチャクチャ痛がっているのに、渡海と高階が対立していて、担当医の世良は泣いていて・・・早くなんとかしてやれよ~って思っちゃいました。
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ブラックペアンの第1話のネタバレ
東城大学付属病院という地方の病院に国立の一流の帝華大学の西崎啓介(市川猿之助)と高階権太(小泉孝太郎)がやってきた。
それは、2つの病院が心臓外科において頂点を競っているから。東城大学病院には世界中から心臓外科医の佐伯清剛に手術をうけるために人々が集まってくる場所でもある。
そして、日本総合外科学会理事長選が近くに行われ、そのポストに東城大学の佐伯教授と帝華大学の西崎教授の2人が有力とされていることもあり、ライバル視されていました。
その日は、佐伯教授が手術困難な患者のオペをする日。講堂では、大きなスクリーンに映し出されたオペの様子を帝華大学の2人が見にやってきたのです。
西崎は、佐伯の使う器具を見せろと言うと、映し出されたのは黒いペアン。
第1手術室で手術は始まるが、その時、佐伯教授の別の患者が苦しみだし慌てて手術が行われることになりました。佐伯は手が離せないために、自分の一番弟子の横山医師を第3手術室に向かわせ、その場面を見ながら指示をするという。
講堂があわただしくなったのを高階が気づきますが、東城大学ではそのことは伏せています。
世良も第3手術室に手伝いに行くことになります。
第3手術室の患者の腹部が映し出されると佐伯は「大動脈解離」と言い、横山に指示をすると自分の手術に集中することに・・・。
「佐伯式」という心臓を止めずに縫い合わせる方法は佐伯教授しかできない。見事な腕に講堂の2人も見いっていました。しかし、周りの異様な雰囲気から、高階は席を外して現場に向かいます。
第3手術室では思わぬことが起こっていました。指示通りにしていた横山の手術では、縫合を終え心臓を動かすと血が吹き出たのです。
慌てる横山、その中にいた看護婦が渡海を呼びに走ります。
助けられるのはあの人しかいない・・・。オペ室の悪魔と呼ばれる渡海のことでした。
渡海がオペ室にやってきて、横山に1000万円でこの手術を請け負うと言います。つまり、横山の退職金でこの場を助けてやるということ。
仕方なく横山は取引をし、渡海がオペをし見事な手さばきで成功・・・。モニターを見ていた高階は、渡海も「佐伯式」をしていることに気づきました。
そのころ、佐伯の手術も大詰め、最後に取り出したブラックペアンで手術の仕上げをする場面では、講堂の全員がスタンディングオーベーションで拍手を送りました。
それは、手術が成功したということを意味しています。
渡海の担当となった患者は皆川妙子(山村紅葉)という女性、渡海が患者に顔を出さないので世良が初めて担当することになります。皆川は、身寄りのない女性。佐伯教授の手術を受けることが決まっている患者ですがどことなく生きる気力が感じられない。
世良は、この皆川を万全の体制で佐伯の手術に向かわせることが役目でした。
渡海はレポートも出さない一匹狼。組織では認められずいまだにペーペーであるが、腕は超一流。佐伯式という手術方法は病院では誰にもできないが、渡海だけはあっさりとやってのける。
そんなある日、高階が東城大学に来ることになった。
ミーティングで挨拶をした高階は、その場でアメリカから持ち帰ったスナイプという心臓手術の器具を出しました。
佐伯式という神の手の職人技に対し、このスナイプは誰にでも手術が行えるという画期的なものだと言う。
皆川さんが苦しみだしました。
その場にいた世良は、動揺し何できない・・・、その場に現れたのは渡海で見事な手付きで助けます。
世良は、その後皆川に手術に向かわせようとしますが、あまり乗り気ではありません。いつも窓の外を見て寂し気な顔をしています。
その理由を探るべく、世良は窓の外を調べると、1本の枯れそうな桜の木でした。
皆川は、その桜の木が花をつけだしたころに生まれたんだと言い、自分を重ね合わせていたのです。世良はそのことを知り、枯れたサクラにつぼみが付いた写真を見せ、励まします。
心を開いた皆川は手術を受けることにします。
すると、高階は皆川の手術にはスナイプにピッタリで、自分が手術すると言い出しました。
助手には、佐伯と渡海。
渡海は、高階にこのスナイプで失敗したら「辞表」を提出することを条件に出し、高階は成功したら渡海が「辞表」を出すことを要求しました。
手術は終わり、成功したと思われました。
渡海の落ち着きぶりに世良はどうするのかと迫りますが、渡海はこれから起こることを予測していたのです。
手術が過ぎた後、少ししてから皆川が苦しみだしました。
胃動脈瘤破裂・・・。心臓の弁だけを通してしまったためにその他の血管が破けてしまったことで体内で出血をしてしまったために起こったことでした。
高階の前調べが甘かったために起こった不祥事。
早速、手術が行われますが、高階の手は震え器具さえつかめない状況。
そこに渡海が現れて手術が行われ無事成功します。
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まとめ
竹内涼真くんの新人らしい演技とは対照的に、二宮くんの堂々としていて影のある渡海先生もかなり良かったです。渡海先生のダークなイメージと、とにかく患者をひとりでも助けたいという高階のまっすぐな性格も印象的でした。
手術の場面や医療用語が飛び交うドラマですが、それ以上にストーリーの面白さが勝っているのでこれからが楽しみです。