
まるで天使のようだともいわれる山﨑賢人くんの演技が光るグッドドクター。前回、湊と夏美(上野樹里)が強引に進めた手術を、高山(藤木直人)が執刀したせいで、処分されることになりました。
来る前から、東郷記念病院には影響を与え続けている湊・・・。
「すべての子供が大人にしたい」そんな純粋な気持ちだけで、大病院を変えられるのでしょうか・・・。
グッド・ドクター第3話あらすじとネタバレ感想です。
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グッド・ドクター第3話のあらすじ
堂湊(山﨑賢人)は病院のガイドラインを破ってしまった。問題となった新生児の手術は、高山誠司(藤木直人)が成功させたものの、責任の所在が問われることに。高山は全ての責任は自分にあるとして、謹慎処分を受け入れた。
ガイドラインというのは、第2話で未熟児として生まれてきた赤ちゃんを、保存療法をとるという元あったルールを破って、高山と瀬戸が手術をしたもの。
結局、この方法しか赤ちゃんを助ける方法はなかったのですが、ガイドラインを無視して助けたことで、責任をとらされたものです。
なんだか矛盾を感じる謹慎ですが、うまくいったからよかったものの、失敗する可能性が高かった危険を伴う手術であったために仕方ないことなのかもしれません。
高山のいない小児外科は大忙し。しかし、高山を謹慎に追いやった張本人のはずの湊は、周囲の目から見ると責任を感じているようには見えない。
瀬戸夏美(上野樹里)にも負担がかかるが、彼女の目下の問題は翌週に手術を控えた石山舞(中島琴音)の説得。
夏美は怖がる舞に、手術を優しく解説した絵本を描いて渡した。その時、夏美にERから連絡が入る。
湊は、感情のコントロールができないので、第2話でも他の小児外科の医師たちに囲まれ、ボコられそうになっていた時も表情が笑ったままというシーンがありました。
これが、サヴァン症候群の大きな特徴・・・。
コミュニケーションがうまく取れないという部分が出てきています。
病院に運び込まれたのは6歳の市川美結(竹野谷咲)。病院をたらい回しにされ、既に発症から4時間以上が経過していて容態は重篤だった。
夏美は高山に連絡するが繋がらない。謹慎中の高山は、東郷美智(中村ゆり)と久しぶりに二人で過ごしていたのだ。美結の両親である英雄(髙橋洋)と詩織(前田亜季)は、どうか娘を助けて欲しいと処置室で湊と夏美にすがりつく。
美結の様子を見た湊は、一目で緊急手術が必要だと夏美に訴え出す。間もなく美結が心停止。夏美の懸命な心臓マッサージで一命を取り留めた時、間宮啓介(戸次重幸)がやって来た。
間宮はすでに美結を手遅れだと判断し、他の病院に回すよう告げる。自分が手術をすると決意する夏美。
そして美結の手術が始まろうとした時、ようやく高山と連絡が取れる。高山は自分が到着するまで、美結の命をつなぐよう指示するが…。
湊にとって、どんなことがあっても「患者」は平等で、助ける対象なんですね。
大きな病院にある、ガイドラインを守れないというのは確かに勤務医としては致命傷なんでしょうが、そのガイドラインが正しいかどうか、他の医師たちも考えるきっかけになるんだと思います。
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グッドドクター第3話のネタバレ感想
第3話で出てきたお父さんの演技に、図らずも涙してしまった回でした。
娘を亡くして、怒りや悲しみをどこにぶつけて良いのかわからないという演技だったのですが、湊の思いやりにやっと周りが見え始め、夏美に頭を下げるシーンが泣けました。
娘を受け入れてくれなかった医療機関への怒りと、娘を亡くした悲しみ、夏美に対する感謝がやっと口から出てきてひとつ重荷をおろしたようにも見えます。
それを受けて上野樹里ちゃんも泣くんですが、これはマジ泣きではと思えるくらい自然な演技でこの回の一番の名シーンだと思います。
病院に拒否されたらいまわしになった子供を東郷記念病院が受け入れるお話しでした。瀬戸が、高山が不在時になんとか執刀をして命をつなごうとしますが、高山が手術室に駆け込んだ時には女の子の命は消えてしまっていました。
女の子の両親は、元気だった娘が突然苦しみだし瀕死の状態になったこと、そして、救急車を呼んだが病院が受け入れをしなかったために何時間も待たされたことで、いろんなことに不信感が沸いていたんですね。
間宮が引き止めたにも関わらず、執刀した夏美でしたが、結果は亡くなってしまったので両親としては怒りのやりどころがなかった。
必死で娘を助けようとした、数少ない医者である夏美が、術後に最善を尽くしたがダメだったと伝えると、両親は怒りが抑えられなくなりました。
夏美は、目の前で小さな命が失われてしまったショックで、立ち直れません。
しかも、両親は、夏美が執刀経験が浅いということで、医療ミスを疑い弁護士を雇って訴えると言ってきたのです。
病院側は夏美が、間宮の言うことをきかず単独で手術を行ったために、夏美には病院からも助けてもらえず一人でこの責任を受けることになりました。
夏美と一緒に手術室にいた湊は、美結ちゃんが運び込まれた時に、手術のためにハサミで切った服を繕って返してあげると言います。
しかし、両親は病院を相手どると怒りをあらわにしているために、誰の目に見ても無謀なこと。
湊は、裁縫をしているとあるシールを見つけました。
紙袋を持った湊が、市川美結ちゃんの家を訪れました。門前払いをされると家の前で座り込みます。翌朝、妻が外を見るとまだ湊が座っている。
そこで、表に出てみると湊は、紙袋を手渡しました。
中を見て妻が涙すると、夫が飛び出てきて湊を突き飛ばします。
湊は病院に帰ると、さっそく間宮に叱られますが、その時に市川が病院にやってきたと医局は騒然となります。
夏美が対応することになると、市川は湊が届けたと言う、美結と母との約束のお手紙を見せました。それは、美結が病院に運ばれてきたときに手にしっかり握られていたもの。
手術の時に、破りゴミ箱に捨てられたいたものを湊が、探し拾ってテープで修復したものでした。
「シールが10個たまったらママとスイカを食べる」10個目のシールも湊が探し出し貼ってあげていたのです。
「美結ちゃんは頑張り屋さんです」湊はそう言いました。
思い出の大事な手紙を見て、娘が少し帰ってきたような気がした・・・。市川は、そう言うと夏美に対して深々と頭を下げました。
ずっと、頭では夏美が悪いとは思っていなかった・・・。怒りをどこにぶつけて良いかわからなかっただけ。
「最後まで娘と向き合ってくださった・・・」
「美結にとってお医者様はあなただけでした・・・」
「娘のためにありがとうございました」
夏美は思わず涙し、頭を下げました。
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まとめ
命を助けたいという気持ちを持つ純粋な医師見習いの湊。
司賀院長のような「理解者」や夏美のような同僚がいるからこそ湊は医師を続けられるんだな~と思います。高山も湊の能力を知っているものの、なにかまだ心の中にひっかかりがあり秘密を抱えています。
ただ、名医の高山自身も心底悪い人ではなさそうなので、湊と出会ったことでどう変化するのか見ものです。
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