「健康で文化的な最低限度の生活」原作漫画のあらすじ!ネタバレと義経えみるの東部生活課も紹介!

生活保護とは、何のためにあるものでしょうか?

日本国憲法第25条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」
この、健康で文化的な生活を守るために生活保護という制度は存在します。

生存権とも言われる、、人間が人間らしく生きるために必要な条件を国に要求する権利のことです。

生活保護を受ける立場の方がいればまた、それに寄り添う役所の人もいます。

この話は、役所に入った新人職員が「福祉」の現場に配属され、その現場で起こる様々な問題を解決しながら成長していくストーリーです。

健康で文化的な最低限度の生活の原作漫画からのあらすじとネタバレです。

 

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健康で文化的な最低限度の生活の第1巻から人物紹介

出典:「健康で文化的な最低限度の生活」第1巻

東京都東区「東部生活課」のメンバー
主人公:義経えみる(新人公務員、空気が読めないことがコンプレックス)

半田さん(ベテランのケースワーカーでえみるの指導員)
京極係長(えみるの上司)
後藤大門(えみるの同僚)
桃浜都(えみるの同僚)

 

健康で文化的な最低限度の生活のあらすじ

鈍感な性格で、大人になっても空気が読めないことに悩む主人公義経えみる。安定を求めて公務員として東京都東区役所に就職した彼女が配属されたのは福祉保健部生活課。

ここでえみるはケースワーカーとして働くことになり、生活保護受給者の様々な人生や実態を知ることとなります。

初日ドタバタ引き継ぎをするえみるですが、一本の電話を対応します。

平川という生活保護を受けている人で「これから死にます。これ以上役所にご迷惑をおかけして生きるのもしのびないので今までありがとうございました。」と自殺をほのめかすような内容でした。

念のため親戚に連絡して安否を確かめようとしますが「いつものこと」と言われ、えみるはひとまず安心します。

しかし男性は翌日亡くなってしまいました。

ショックを受けつつ確認のため平川の家に足を運ぶと、部屋には節約し生活するため工夫が随所に見られ平川の「必死に生きた痕跡」を目にするのでした。

義経えみるは「国民の血税だろうが、それ言っちゃあ何か大切なものを失う・・・気がする」と気づき、ここからえみるはケースワーカーとしての自覚を深め、本格的に取り組んでいくのです。

 

健康で文化的な最低限度の生活のネタバレ

家庭訪問でみた保護を受ける人々の生活はさまざまでした

・かつて大金を稼いで遊びほうけていた人
・薬物中毒だった人
・義母との関係がうまくいっていない女性

えみるは先輩ケースワーカーの半田から新人なりの武器を持つようにアドバイスを受け、生活保護手帳と生活保護手帳別冊問題集で必死に勉強します。

 

えみるの担当する阿久沢

阿久沢は毎日食事を一食のみしか食べておらず、何かにお金を使っていました。

半田にアドバイスを受け家庭訪問をしてみると、過去に自営業していた時の借金があり、生活保護のお金はほとんど返済に使っていることが分かります。

えみるは法テラスで相談し債務整理をするように促しますが、阿久沢は拒否。

強引に話をすすめようとするえみるに阿久沢は怒りすらみせるのです。

そこに半田が入り、過去の話をじっくり聞いてあげることで翌日、阿久沢から法テラスに行くとの連絡が入ります。

すると、借金は減るどころか過払い金が返ってくることになり、心の重荷が降りた阿久沢は、えみるにお礼を言いますが自分が役に立っていないとえみるは感じたのです。

 

2人の子を持つシングルマザー、岩佐朋美

 

七条の担当する岩佐は夫のDVにより離婚してしまい先日生活保護が決定したばかりです。

「介護職で働きたい」とすぐに就職先を見つけとても意欲的でしたが徐々に連絡がつかなくなり、上司の京極にこのままでは保護を打ち切るようにと言われます。

そんな時、岩佐から電話が入り、兼業が禁止だった就職先の上司にアルバイトが見つかり即刻解雇されてしまったと報告を受けます。

七条は面接に来た岩佐に少し厳しい言葉をかけますが就労支援員の秋月は岩佐の精神的な不安定さに気づき精神科を受診させるように指示します。

結果、うつ病とDVによるPTSDの症状も出ているという診断。

岩佐は現在働かないといけないプレッシャーから追い詰められた状況でした。

「とにかく彼女にあまりプレッシャーをかけないように」と医師から釘を刺され、七条は悩み眠れない夜を過ごすのでした。

4人家族の日下部さん一家

認知症のおじいさんとパートで働くさとみさん、中学生の娘、高校生の息子の4人家族。

荒れていた息子も先輩からもらったギターのおかげで落ち着いてきていますが、課税調査の結果が報告された数字と違い不正受給が発覚。

実は息子の欣也はアルバイトをしており、家族もその事は知りませんでした。

申告をしていなければ不正受給となり、全額没収となります。

欣也はその事を知らなかったため、何とか免除にならないか京極に相談しますが「確認書」にサインをしており知らなかったは通らなくなってしまいます。

バイト代全部没収されるほど自分は悪いことをしたのか・・・欣也は家を飛び出します。

後日、えみるはさとみと一緒に面談に訪れた欣也に「生活保護」の基本的なルールから丁寧に説明し、返さなくてはならないお金は欣也も一緒に働いて返すことになりました。

生活保護について受給者にしっかり説明し正しく理解してもらわないと苦しむ人がいることを実感し、えみるは気を引き締めるきっかけとなります。

 

島岡光 26歳

島岡は住み込みでパチンコ店の店員をしていましたが現在うつ状態、携帯も住所ありません。

生活保護の申請に来たため聞き取りをしますが母親は既に他界し父親も6年間会っておらず、結局名前しか聞くことはできませんでした。

しかし、父親の名前を検索してみると、総合病院の部長を務めていることが発覚し、親に財産があるため扶養照会をすることになり、後日父親から連絡が来ます。

息子と話し合いたいという父親を島岡のもとへ案内するのですがそれを知った島岡は怯え、自殺未遂を図ります。

二人の間には「普通ではない何か」がある。

半田はこの件を重く受け取り、病院でカウンセラーをつけて話を聞いてみたところ島田は父親から性的虐待を受けておりPTSDの治療が必要だと診断されました。

医師からは「一度父親とは縁を切って治療に専念したほうがいい」と提案されます。

そんななか、父親は自分を係長の京極だと偽り閉鎖病棟の中に侵入しようとしますがえみるがしがみついて必死に止めます。

しかしえみるを蹴り飛ばしてなお病室に入ろうとする父親に、京極が冷静に二人のあいだに「トラブル」があったことを病院から聞いていると言い放つと「息子の嘘にまんまと騙されたか」とようやく父親はその場を立ち去りました。

そして、島岡は正式に生活保護は無事に開始となりました。

生活保護は最後のセーフティーネットであり、この網の目からこぼれ落ちたら後はないとその責任を噛み締めます。

 

林さん 75歳

林さんは夫からのDVに長年苦しんでいました。

最近ようやく夫から逃げることができ、息子のアパートに身を寄せています。

しかし息子自身も暴力的な父親から逃げており「自分ひとりでも精一杯で、母親の面倒まで見られない」と言われてしまいます。

息子にこれ以上迷惑をかけたくなく、生活保護を希望する林さん。

たった一つの願いは、一人息子の近くに小さなアパートを借りひっそり暮らすことでした。

しかし生活保護は世帯ごとなので息子の年収と林さんの年金を合わせるとぎりぎり受給できるラインを超えてしまい、受けることができません
えみるは世帯を分けるため施設に入ることを提案し、何とか施設に入れるようになります。

そこで林さんを迎えに行くため電話をしますが、林さんは横浜に遊びに行っており不在、苛立ちから電話口で林さんに怒りをぶつけてしまいました。

電話を切ったあと後悔し、後日施設に向かう車にいる林さんに謝りますが「少し悲しかったです。」と。

えみるは走り去る車を見送りながら、林さんは何も悪くない。夫の暴力に耐え、一生懸命働き、息子思いの優しいお母さんなのに酷いことを言ってしまったと自分を恥じます。

その後「息子のそばでひっそりと暮らしたい」そんな林さんの夢を叶えるため、担当を外れたあとも林さんの借りられるアパートを探していました。

すると息子のアパートから歩ける距離で75歳単身でも入れるアパートを数件見つけ、怒られながらも新しい担当の五反田にアパート情報を渡してもらえることになりました。

数日後林さんから感謝の手紙が届き、そこには「元気が出ましたよ。アパート見に行ってみますね」と書かれていました。

アルコール依存 赤嶺さん

ある日、えみるの元に赤嶺岳人という人物が入院していると連絡が入ります。

高額家賃で転居指導を受け、えみるの担当地区に入ってきた人物でした。

病気なのに退院したいといって聞かず、一度はえみるがビシッと言い収まりましたが、数日後勝手に退院してしまいました。

自宅に訪問すると部屋はビールの空き缶に埋め尽くされてます。

医師に相談するとやはり「アルコール依存」の傾向があると指摘され、えみるはもう一度訪問し真剣な表情で迫ります。

説得の甲斐もあり、赤嶺は禁酒することを約束してくれましたがしかしその約束は果たされる様子はありません。

そんな時、赤嶺さんがアパートで暴れていると連絡が入ります。

早速向かうと、完全に精神が錯乱しひどい状況でした。

その日は何もできず帰ったえみるですが、その後、都の監査担当者に赤嶺さんについて報告することになりアルコール依存の人に対する具体的なアドバイスをもらいました。

アルコール依存の互助会に参加し色々と学んだえみるは、まずは正しい知識を持ってもらおうと赤嶺を訪問します。
そこで目にしたのは、赤嶺がアパートで倒れている姿。

入院することとなり、これをアルコール依存の治療につなげようと決意しますが当の赤嶺は治療を受けるものの、本気にはなれません。

えみるは自分にはもっとアルコール依存について知ることが必要だと感じ、本屋で関連する本を買いあさります。
赤嶺は退院することとなり、酒は断ちやり直すと宣言しますが数日後、居酒屋で働き始めてしまいます。

結局連絡がつかなくなったものの、たまたま釣りをしているところをえみるが発見、そして説得をしたあと、一緒に福祉事務所に戻ります。

施設にも謝りに行きますが、「またやり直せばいいよ、まだ命があるんだから」

そういわれて赤嶺は涙を流します。

 

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まとめ

生活保護を受ける人々の、人生の裏側を仕事柄、見てしまうえみる。

今、この方々はいったい何が必要なのか?「生活保護」とひとことで言ってしまうと生きていく上で必要な「金」の保障ですが、実はもっと根底にある「愛」であったり「コミュニケーション」であったり・・・。

それらのバランスを崩してしまったために、生活困窮者となり生活保護を受ける人々の人生をえみるを通して考えさせられるこのストーリー。

国民からの徴収したお金を扱う部署として、「規定」は絶対。

しかし、生活保護受給者と向き合うのは血の通った人間であって、えみるのように担当する人たちに寄り添う人間であることに救いを感じる原作です。

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