小鳥遊翔子(米倉涼子)がFelix & Temma法律事務所の代表弁護士・天馬壮一郎(小日向文世)を訴えることにしました。1年前の弁護士剥奪についての裁判で、1円という驚きの金額の裁判が始まります。
相手は、不気味な動きをしている海崎(向井理)、翔子は元恋人を相手に勝つことができるのでしょうか?
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リーガルV~元弁護士小鳥遊翔子~第9話あらすじ
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小鳥遊翔子(米倉涼子)がかつて弁護した受刑者・守屋至(寛一郎)は、NPO法人「貧困を救う会」の代表・大峰聡(速水もこみち)に脅され、殺人の罪に手を染めていた――。
ようやくあぶり出されたその真実を法廷で明らかにするため、翔子は度肝を抜く手段を思いつく。なんと、翔子自身が原告となり、大峰と“ある濃密な裏関係”が疑われる「Felix & Temma法律事務所」の代表弁護士・天馬壮一郎(小日向文世)を提訴。至を弁護していた1年前に弁護士資格を剥奪されたことに関して、弁護士会会長でもある天馬に、たった1円の損害賠償を求める民事訴訟を起こしたのだ。
翔子に残された切り札は、至から託された”謎の鍵”のみ…。至が殺害した被害者が所持していたというその鍵は、わざと鍵番号も削り取られており、どこのものかも分からない代物だ。だが、もしかしたら事件の全貌を解く、重要な手がかりになる可能性もある――。翔子率いる「京極法律事務所」は一縷の望みをかけて、鍵の調査を開始。
同時に、翔子が弁護士資格を剥奪される直接原因となった“暴力団への金銭授与行為”が、仕組まれた罠だったことを証明すべく、方々を嗅ぎ回る。
ところがその矢先、「京極法律事務所」は思わぬ窮地に立たされる。代表弁護士・京極雅彦(高橋英樹)とパラリーガル・伊藤理恵(安達祐実)が逮捕された上に、パラリーガルの馬場雄一(荒川良々)と茅野明(三浦翔平)が暴力団に襲われて病院送りの身となってしまったのだ!
途方に暮れる翔子と、弁護士の青島圭太(林遣都)、大鷹高志(勝村政信)…。そんな中、天馬が裏で手を回したに違いないとにらんだ翔子は単身、「Felix & Temma法律事務所」へと乗り込む。ところが、その行く手に元恋人のエリート弁護士・海崎勇人(向井理)が立ちはだかり…!?
背水の陣に追い込まれる元弁護士・小鳥遊翔子と弱小法律事務所。はたして、彼らに勝利の女神は微笑んでくれるのか…!? 正義を賭けた“最後の裁判”がついに幕を開ける――。
リーガルV~元弁護士小鳥遊翔子~第9話ネタバレ
翔子は、1年前の弁護士資格剥奪による民事訴訟を起こすと言い出しました。訴訟額は1円、相手取るのは、天馬所長。
でも実際の目的は至の事故を明らかにするということ。
裁判の勝算
「つまり小鳥遊君は弁護士会に喧嘩を売った。それがどういうことか思い知らせてあげてください。」天馬は海崎にそう言います。
「弁護士会除名の経緯を教えてください。」
「裁判を長引いてスキャンダルをかぎつけられると大変なことになりますよ。」と海崎が言うと「スキャンダル!?」天馬は機嫌な声でそう言います。
「私は弁護士会会長ですよ!スキャンダルなどあり得ません。」ね海崎先生?
京極事務所では、1年前の事件の時、翔子が暴力団の花田と接触をしたことをあげます。調査資料と手紙を渡しただけだ、と証拠は事務所で語りますが週刊誌には札束を持つ花田の姿がありました。
勝算はあるのかと京極法律事務所でみんなが訪ねます
「ないわ!」ずっこけるメンバー。
至が言っていた鍵は手に入れた…。その鍵は、被害者である市瀬が、かつてすごいお宝があると言っていたことに関係するもの。事件の手がかりになるかもしれない。
この鍵は、至が市瀬を刺した時、手に入れたものでした。ナンバーも削っていて、正体の分からない鍵。京極は錠前技師の資格もあるので探ってみると言いました。
まず今回の裁判で重要なことは、花田に渡した現金が罠であったということを証明すること。それを証明できるのは花田、それから週刊スコープ記者の内藤聖。
どう見ても、天馬側についているとみられる二人でしたが、翔子は使いようによっては自分たちについてくれるといいます。週刊スコープの記者内藤は、ギャンブル好きで家庭崩壊寸前、ヤクザの花田は組長の愛人と禁断の恋愛中。
もう一つ、市瀬殺人事件を解明するには加害者の至が大峰に殺人を強要されたことを証明するのが大事。
そこに京極が鍵を持って帰ってきます。調べてみると、スポーツクラブのロッカーキーでした。しかしそのジムは倒産をしていました。しかもかつての顧客には市瀬の名前はありません。
ローラー作戦をする…、関東エリアのスポーツジムを全て洗い出すと378箇所ありました。
京極は、メンバー分の鍵のコピーを作ってきていてそれぞれ分担して、その鍵に合うロッカーを探すことになります。馬場と芽野は横浜の京急線、教授と伊藤は埼玉の西武線方面、大鷹と青島は千葉方面、翔子は山手線…。
その日から京極法律事務所のメンバーは、それぞれのスポーツジムのロッカーに鍵が合うかどうかしらみつぶしに探して行きます。
NPO法人貧困を救う会のチャリティーイベントが行われ青島と大鷹が偵察しにいきます。その場に居合わせた天馬と海崎が二人に気づきます。大峰を隣に乗せた車の中で天馬は検事総長にそのことを伝えるように命令。
天馬の罠
週刊スコープの内藤は、競馬で負けたことに腹を立て道端で荒れていました。尾行している京極と伊藤…、ビルの中に入ったところ着いていくと、そこは違法カジノ。張り込んでいた刑事に京極と伊藤が捕まってしまいます。
それは内藤が、企んだことでした。
馬場と芽野も、いつも花田が洗車をすると言う場所で張り込み、あなたが車を降りた所での車の中に入り込み中を探っている時に、花田達が戻ってきました。
手下たちに乱暴を受ける二人。翔子は至の所に面会に行き事情を話した上で、証人を頼みたいと言いました。
「裁判で言えなかったことを言うチャンスだよ?」
「人を殺した俺のことなんか、信じてもらえるんでしょうか?」
裁判官がどう言おうと至の声は救う会の人達に届く…。戦っている姿を見たら妹も救われる…。
しかし、バーで飲んでいる翔子のもとに馬場と芽野が怪我をして入院したと情報が入ります。馬場は icuに入るほどの大怪我。
その場に大鷹が慌てて病室に来て、教授と伊藤が逮捕されたと行ってきたのです。二人は必死で説明するも全く受け入れてもらえず、犯人扱いを受けています。
天馬の元を訪れる翔子。秘書が、対応しているとそこに海崎がやってきました。
「あんたのボスは、息子のためなら国家権力まで使うワケ?」シラを切る海崎に翔子は続けます。
救う会の大嶺代表は天馬の息子ではないのか?海崎は、天馬には娘しかいないと答えます。
「あんたもすっかり汚れちゃったね?」
天馬の飼い犬に成り下がったと翔子が言うと、海崎は君こそ国選弁護なんかを引き受けて、失敗した野良犬だろう?と返します。
「最初は自分が始めたことよ?」
金にもならない国選弁護を何件も引き受けて寝る間を惜しんで走り回っていたと海崎に言います。だから翔子は海崎に興味を持った。
「たった一人で立ち向かって勝てるほど権力者は甘くない。」
「仲間がいるもの…。」
四人潰されたことを言うと、翔子は自分の弁護士資格を剥奪したのも海崎ではないのかと疑いました。
「もう一度言う、君一人では絶対に勝てない。」
京極法律事務所には、青島と大鷹と翔子3人だけになりました。弱気になる翔子…、悔しいね…と言うと青島が怒ります。
「悔しいて何ですかそれ…言いましたよね僕に!それをなんとかするのが弁護士だって。」
至くんや妹さんは何十倍も辛い思いをしている…。
「簡単に悔しいとか言わないでくださいよ!」
これは小鳥遊さんの裁判ですよね?勝たなきゃいけないんですよね?
「私がいつ白旗あげたって言った?」そう言うと翔子は事務所を飛び出して行きました。
ジムに行き鍵をロッカーに差し込む翔子。途方に暮れ道を歩いていると、鎧塚刑事が歩いていました。翔子が追いかけていくとこう言いました。
深い森に入って抜け出せなくなった時、もう無理だと諦めてしまいたくなる。それは間違っていると思わないかい?森には必ず出口があるんだから…放送の冒頭のセリフだよ!じゃあ楽しんで…。
俄然やる気を出した翔子。一人で、スポーツジムをまわります。すると鍵が、一つのロッカーにあい、中の書類を見つけ事務所に持ち帰ります。
中にあったのは会計書類。専門家に見せろと大鷹が言うと、ちょうど京極と伊藤が戻ってきたのです。戻ってきた元銀行員の伊藤に、会計書類を手渡し調査するように頼みました。
すると芽野と馬場も戻ってきます。
しかも芽野の手にはメモリーカード。馬場が、花田の車のドライブレコーダーのものをどさくさに紛れて盗んできていたものでした。馬場は、過去のデータも復元するといいパソコンに向かいます。
花田のもとに、翔子が現れます。
「うちの事務員を可愛がってもらったお礼を言いに。」
「金は受け取らないよ。」
それよりもっとすごいお土産を持ってときたとマイクロカードに入っていたデータを見せました。そこには、花田と組長の愛人が抱き合っているもの。
怒る花田…、翔子はもし自分に何かあったら動画が配信される予定だと脅します。すると、翔子は花田に週刊誌の記事が、嘘だったことを証言するように言いました。
そのことはいち早く、天馬に報告をされました。このまま行けば、貧困を救う会の大峰代表にも手を出してくるかもしれないと海崎は言います。
そして、貧困を救う会の大峰に翔子が会いに行きます。至のことを喋ると、大峰の顔色が変わります。
「私の裁判の証人になってもらえませんか?」
「お父さんに叱られちゃう?」
「僕には生まれた時から父親なんていませんよ?」
自分の家庭を守るために認知をしていないなんて親とは言えないですよね?違うという大峰に、翔子は至は妹とも会えない時間が9年も続いているんだと言いました。
あなたたち二人のことが記事にでもなったら、天馬があなたのことを守るのか切り捨てるのか…
「そんな思い込みで…」大峰がそう言うとそんなことなんて関係ないあなた達にも痛みを感じてもらわないと…と言って去って行きました。
その場には、ビデオカメラが仕込まれています。
大峰は誰もいない駐車場の中で、天馬と会いその時写した動画の入ったマイクロカードを手渡します。親子だと言われたと言うと、天馬は問題ない…法定は法を司る場です。言われることはありえない…。
「お父さん、子供だと認めない理由ができましたね?」
すると天馬は、自分の人脈で代議士になれるんだと言って、あらゆる手段で君を守ると言い、大峰は寂しく笑います。
ドライブレコーダーのメモリーカード
芽野のホストクラブでは、馬場のファインプレーを褒め、天馬の車のものも持ち出したら良いと盛り上がっていました。違う席では、変装した白鳥。
動画を見る、天馬と海崎。翔子の話は憶測であり脅迫でこれで返り討ちができると言います。そこに白鳥がやってきて、翔子が、花田の弱みを握って脅したことを伝えました。
天馬の車も気をつけろ、そう言うと海崎は天馬と車に行き、マイクロカードを処分しておいた方が良いと手渡すと天馬は机で燃やします。裁判所では記者たちの前で天馬が質問に答えていると、翔子が現れます。
状況的不利
裁判が開かれると、裁判官たちは、明らかに天馬の顔色を伺っていました。原告側証人尋問として花田が現れます。青島が質問に立ち、週刊誌にあった金を渡されたのかのどうかという質問に、花田は金は渡されていないと答えました。
罠にはめたんだ、書類封筒にわざと金を入れてピザにスクープを取らせたんだと。
「なぜ罠にはめたのか?」貧困を救う会の大峰代表に頼まれたから。花田はそう証言します。
理由は、小鳥遊翔子が担当していた事件の調査をやめさせるためだ…
「異議あり弁護士資格をめぐる訴えとは関連性がありません!」と白鳥。
青島は食い下がりますが裁判官は白鳥の意義を認めます。
そこに証人として呼ばれたのが守谷至。どよめきの中、至が出廷します。妹も裁判を聞きに傍聴席にいました。そして、尋問を1年間事件を調査してきた翔子がやる。青島がそう言うと裁判官は認めます。
過去の問題を蒸し返さないようにと言うと翔子は、法廷は真実を明らかにする場所でしょう?弁護士会会長に忖度する理由でもあるのかしら?と裁判官に言ってのけたのです。
裁判官はバツの悪そうな顔をしますが天馬がそれでもいいと言うと裁判官も了承します。
原告側証人尋問が始まりました。
「守谷至さん、あなたは1年前の鶯谷の公園で市瀬さんを殺害しましたね?」
「はい。」
「それはなぜですか?」
「大嶺代表に頼まれたからです。」ざわめく傍聴席…。
海崎は刑事裁判の時と証言が異なりますと言いました。裁判官はは異議を認め注意をします。
1年前は嘘をついていました、嘘をついたのは妹を守るため…。
殺害の依頼に従ったのは妹を守るためでした。
救う会の奨学金で大学に行かせてもらっていた妹の身に危険が及ぶかもしれない。大峰代表からそう脅されもう逃げ場がありませんでしたと至は言います。
本件と関係がないと海崎が言うと、まだ終わってないと翔子は言いました。
「しかし妹は大学も辞めてしまい、守ることができませんでした。」そのことを救う会で働くボランティア達にも言わなければいけない、このような人間たちをもう出したくない。
それで証言を引き受けたんだといいます。
守谷は犯罪を犯したが、同時に被害者でもあったんだ…。妹に危害が及ぶと脅されてやむなく犯罪を犯した。その上首謀者の大峰の罪も一人で背負わされたんだ。
「1日も早く彼が妹さんと暮らせることを切に願います。」至が後ろを見て妹に目配せをしました。
反対尋問
反対尋問に海崎がたつと、客観的証拠はあるのかと言いました。動揺する至。
既にこの裁判は結審をしているので、ここで語ることは意味がない…。次に証言台に立ったのは貧困を救う会の大峰代表。
海崎は「花田の言った殺人事件の調査をやめさせるために罠にはめたというのは事実ですか?」と問うと
「全くの事実無根です。」
「原告に脅されたのかもしれません…、原告は私にも接触してきて、私のプライベートの秘密の脅しをネタに私にも証言を依頼してきました。」
「偽証を依頼した事実はありません!」大鷹がそう言うと翔子はあっさりと、本当のことをぶちまけたらいいんじゃないかと言っただけと言ってしまいます。
その言葉を受け海崎は、大嶺と接触したことを認めるんですね?と追求しました。
「大峰の指示で、殺害に及んだというのは?」
「私に罪をなすりつければ、短縮に繋がると騙して偽証をさせたのでしょう…。」
次に翔子が質問に立ち、殺害するわけがないと言ったが本当か?と聞きました。被害者の市瀬は救う会の秘密を握って幹部を脅し、多額の募金を着服していたとの話がありました。
「あなたはその秘密を暴かれることを恐れていたのではありませんか?」
白鳥が根拠のない妄言です、そう言うと翔子は根拠はあると言い出しました。救う会の募金の一部はペーパーカンパニーを経由して海外の大峰の個人口座に入れられていた。
市瀬の言う秘密とはこの帳簿ではないのか?と書類を証拠として出すと言いました。
「そのことで市瀬が邪魔だと思ったんですよね?」
「だから、市瀬さんを殺害しようと思ったんですよね?」
そこまで言うと、天馬が異議を唱えます。
「原告は法定を愚弄しています。反対尋問の名を借りた威嚇行為であり証人への名誉毀損ですよ。」
「仮にも弁護士経験のある人間ならばルールは守っていただきたい。」
「私は証人に聞いているんですよ?」
すると大峰は、殺害なんてありえないと言いました。傍聴席から、花田が俺に依頼をしたと言うと大峰は知らないと言います。
殺害方法についても俺に指示をした!と花田が大声で叫びます。
あなたは守屋くんに救うための会のために働いてくれと言いましたね?
記憶にありません!
その仕事とは市瀬さんを殺すことですね!?
にらみ合いが続き、天馬側が異議を申し出、認められます。
次に原告被告をよく知る人物として海崎が証言台に立ちました。
質問は天馬。
訴えたことに対してどう思うかという質問に、海崎はそもそも弁護士資格剥奪の決定は弁護士会なので、訴えること自体が間違いだ。
「小鳥遊翔子はどんな人物でしたか?」
海崎は、強引で粗暴で自分勝手で油断ならないと。
これまで翔子が言ってきたことに信憑性はあるのか?
「嘘八百を並べ立てただけ…それはあたかも真実であるかのように印象付けただけ…。」
異議あり!誹謗中傷ですと京極。異議は却下されます。
「法定内にいる誰もが私の意見に賛同するのではないでしょうか…。」
天馬の質問がこれで終わりました。窮地に立たされた翔子、海崎の言うことはおかしい…天馬先生は市瀬の殺害事件の調査をを私に辞めさせるために自分の権力を使って、私から弁護士資格を奪ったからです!
なぜ天馬先生が、調査をやめさせる必要があるのかと海崎が訪ねます。「大峰代表の罪を隠すためよ!」
異議あり!と白鳥は言いますが、翔子は虚偽証言だと言い返します。
いくらそう仮定しても、天馬代表がかばう理由がない。海崎がそう言うと翔子は笑い出しました。
「天馬代表は大峰代表の父親だもの!」
傍聴席では一斉に記者が騒ぎ出しました。白鳥は、予測されている話だったので余裕で聞いています。
翔子は、天馬が過去に大峰代表の母と交際していたが守るために彼女を捨てた。大峰は父親のいない婚外子だったこと、つまり天馬は父親として息子の罪を隠したかったんだといいます。
「だから私が邪魔になった…」
そんな陳腐なストーリーを思いついたもんだと天馬は言います。
「すべて根拠のない作り話です!」
青島は突然立ち上がり天馬の言葉を遮りました。弁護士会会長が法定のルールも守れないのか!と言い返したのです。
「反論があるなら受け付けるわよ!」
「父親であるという証拠はあるのかね…。」
「ないわ…」
天馬は、裁判長に向かって翔子のことを罵ります。この女は!見当違いの復讐劇を演じているだけなんです!法定は劇場ではありません。どんな悲劇的な話を並べ立てようとも、裁判官の心は変えられません。
ここで必要とされるのはに証拠に基づいた真実だけなんです!
何の真実もありません、今の彼女の想いに私は寄り添うことができません…。
「では天馬先生は、私が嘘をついているという証拠でもお持ちですか?」
決定的証拠
お望みならばあなたが嘘をついたと言う映像を出しても良い…、その嘘を広めると言って大峰代表を脅しています。全ての真実を明らかにするべきです。天馬が裁判官にそう言うと原告側が良ければ良いと答えます。
固まる翔子に海崎は怖いのかと尋ねます。
「法定は真実を明らかにする場所だと言ったのは君だ…。」
「法律家の端くれとして真実を追求してきたつもりだ!これを拒むとしたら一生君を軽蔑するよ…。」
青島が口を挟みますが、海崎は了承しません。映像は拒否をする!青島が言います。
「受けて立つわよ!」
海崎が用意した映像を流し始めると、天馬と大峰が車の中で話し合っている様子が映し出されました。顔色が変わる天馬。
始末しておけ!という言葉に大峰がどういう意味だと返しました。悪党はいない方が世のためだ。
「殺せとおっしゃるんですか?」
「必ずお前を守り通す…」
「わかりました父さん。」
海崎と白鳥は二人で天馬の車からドライブレコーダーのデータをとり、用意していたのです。
唖然とする天馬は声を絞り出します。
「すり替えたのか?」
「全ての真実を明らかにしただけです。」
「まさか君に裏切られるとはな…」
法廷で、何度も机を叩く天馬。
「もうやめましょう父さん!」
「何を言ってるんですか!私には息子がいません!!」天馬は怒りにまかせ出て行きました。
ショックを受けた、大峰。
「だから言ったでしょ?あんなの父親じゃないって!」大峰はその場で泣き崩れます。
兄妹の絆
至の元には翔子が面会に行きました。そこには至の妹の姿。久しぶりに会った兄弟は微笑みを交わしました。妹はもう一度大学目指して頑張ってみると言いました。
天馬は、報道陣に囲まれビルを出ようとすると秘書が「大変でしたね」と声をかけ、赤ワインを顔にぶちまけます。
海崎の気持ち
事務所で代表就任になった海崎。翔子がお礼に到着すると、海崎は自分の野心のためだという。
「言ったろ?君一人じゃ勝てないって。」
白鳥先生が私の狙いどおりに動いてくれたから。ホストクラブでドライブレコーダーの話をしたのはそのため…
「あなたの中でまだ理想の欠片が残っているそしてその賭けに勝った。」
翔子は海崎におでこをつけると、海崎はやめれ!と言いました。
「まだ好きなんですね…」と白鳥が言います
「まさか!」海崎は言い微笑みました。
別れの時
祝杯をあげる京極法律事務所、旅に出ようとする翔子にメンバーが次々と復帰の話を言います。
「私は資格はいらないわよ、だってここには優秀な弁護士がいるしね。」
青島は翔子を追いかけました。
「まさか戻らないつもりじゃ…」
「今までありがとね。」
涙を溜めた青島を見て翔子は笑います。
「もうポチは一人前よ、私がいなくても平気でしょ?」
「お元気で!!」
電車に揺られながら翔子はお酒を飲んでいます。
リーガルV第9話の感想
ラスト、元恋人の海崎先生が翔子を助けることになりましたね。白鳥にまだ好きなんですね・・・と言われて微笑む向井理さんがとても良い顔をしていました。
「やめれ!」と言ったなまりもすごくかわいい・・・。
ポチが、海崎の後で翔子にとっての彼氏に昇格するのかとちょっと思ったのですが、師弟関係みたいな感じですね。ラストは、一緒に京極法律事務所で弁護士にならずに一人放浪の旅に出るという結果がちょっと寂しいですが、おそらく翔子にとっては一番合っている生き方なのかも。