
茂木にとうとう陸王が渡り、公式の大会が開かれることになりました。顔をつぶされた大企業のアトランティスは零細企業のこはぜ屋に何か圧力をかけそうな雰囲気がする6話です。
足袋から靴へと進化を遂げたこはぜ屋の「陸王」。それぞれの想いの詰まった靴をひっさげて茂木はどんな走りをするのでしょうか・・・。
陸王第6話の感想
この章ではネタバレはありませんのでご安心ください。この後の章でネタバレがあります。
こはぜ屋は、大物を敵に回してしまったために、痛いしっぺ返しを食らいました。次から次へと困難や妨害が入ってもあきらめない宮沢社長の芯の強さには驚かされます。
ランニングシューズにかける情熱が周りの人も熱くさせるんでしょうが、第6話では仲間だと思っていた人の裏切りが発覚し、またもや絶体絶命に陥ります。
弱い立場のものが泣き寝入りせず、正面切ってタンカをきる部分は見ているものとしてスッキリしました。キム兄の標準語は微妙に違和感がありましたが(笑)
陸王第6話のあらすじ
年明け、恒例のニューイヤー駅伝が始まった。今回のみんなの期待は茂木(竹内涼真)のケガからの復活。そしてもうひとつの戦いであった茂木の履くシューズ。
茂木は、こはぜ屋の「陸王」を最終的に選んだ。
ダイワ食品は、順調な滑り出しで3区では3位でタスキをつなぎ4区ではエースの立原(宇野けんたろう)がスタートする。
立原は期待を受け走っていたが、調子が悪く失速し順位を落とす。6区では茂木がスタートするが、同じ区には小原の策略でライバルの毛塚(佐野岳)がいる。
2人の勝負はどうなるのか・・・!
陸王第6話の期待度
20代 男性
陸王には、宮沢の魂がのり移っているような気もする。崖っぷちの人間があれだけ情熱を傾けて作り出した靴をまるで駅伝のたすきをつなぐかのように今度は茂木が履き走る。6話のニューイヤー駅伝では苦しい戦いとなりそうだがぶっちぎって走りぬけてほしい。
30代 女性
とうとう、茂木が陸王を履いて表舞台に帰ってきたのが感動的でした!アトランティスの妨害にも屈しなかったのは茂木のプロとしてのプライドや強さの表れだと思います。大きな会社を前にして「良い靴を履きたいだけ」と言った茂木を偉いと思うし、感動しました。
40代 男性
宮沢は自分よりかなり上だが、自分の夢を追い求めている姿が毎回見ていてジーンとする。あれだけ、まっすぐに情熱に向かわれたらお金ではなくて思わず応援したくなるのも無理はないと思う。歴史ある足袋という業種を靴に応用するというアイデアは父の代からの悲願。そんな父の背中を見て大地もこはぜ屋を継いでいくのかも気になる。
20代 女性
茂木役の竹内涼真くんの足がスラリとしていて見とれました(笑)実際の長距離の選手って身長が高くなくて体重が軽そうで、経験者の平瀬役の和田正人さんのような人が多いと思うが、さすがドラマだなと思います。
陸王第6話のネタバレ
ここからはネタバレです。
2018年のニューイヤー駅伝が始まった。茂木は第6走者でライバルの毛塚も同じ6区。ダイワ食品は最初こそ良い位置をキープするが、第4区の立原が突然の足を引きずりペースダウン。立原は連戦の疲れが出てしまっていました。
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RⅡを履いている立原を見てアトランティスの小原は佐山に八つ当たりをします。
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第6区のスタートライン、手づくりの応援横断幕を作ったこはぜ屋の面々にうなずき笑顔で合図を送る茂木。8位でタスキを受け取ると茂木と陸王が走り出しました。宮沢は思わず大声をあげます。
「行けー!茂木!走れ!!陸王!!!」
茂木の走りはハイペース、ごぼう抜きで前の走者を追い抜きます。その映像を見て小原と佐山は苦い顔。第6区は向かい風、自然状況が大きく影響する、しかしその勝負は選手の対応がカギを握る
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トップを走る毛塚の後ろから茂木が迫ってくる。トップをとる争いで横に並ぶもまた落ちる、毛塚の後ろにピッタリと対て走る茂木は風の流れを読んでいました。あと1キロに来たとき、茂木は毛塚を抜いて一気にスパートし2位に躍り出ます。
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小原は映像を見て鬼の形相・・・
「あの足袋は目ざわりだ!つぶせ!」
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最後のランナーそしてこれが最後となる平瀬にタスキがわたり、いよいよゴール地点。こはぜ屋のメンバーが移動するとそこにはひとりで見に来ているタチバナラッセルの橘社長が来ていました。宮沢が声をかけるとなにか意味深な雰囲気。
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平瀬が泣きながら走りゴール。茂木は区間賞を獲りました。茂木は宮沢に礼を言い、陸王の商品化を願います。もっと自分も履いてこはぜ屋のために勝ち続ける・・・。
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茂木の言葉に宮沢は社員と相談し陸王の商品化を始めることになります。翌日のスポーツ新聞を心待ちにしていた宮沢でしたが、その見出しは毛塚が不調だったことが一面でした。
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陸王が良品化し、宮沢は販売店に置いてもらうように営業をしますが、スポーツ新聞で小さな扱いだったのであまり反応の良いものではありませんでした。一方、アトランティスの研究室では陸王の分析をしていました。
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陸王を超える製品を作るためにアッパー素材などを検討すればなんとかなるが、縫製だけはどうしてもマネできないとの結果。
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こはぜ屋には、陸王の評判を聞いて有名選手が8人もサポート契約をしてくれないかと話しが持ち込まれました。村野が交渉した結果ですがそれには金がかかる。一人のサポートに80万かかるため、640万円の負担が必要になってくる。悩む宮沢に息子の大地が後押しします。
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宮沢は、村野にこはぜ屋は全力でサポートすると約束。
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選手に履かせてみると、目を輝かせて陸王の良さを語りました。
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そのころ、アトランティスの小原と佐山、そしてタチバナラッセルの橘社長が料亭で商談をしていました。前々からアッパー素材の専属契約の打診をしていたアトランティスでしたが、橘はこはぜ屋に生地を提供しているのでと断ります
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しかし、経営して4年の小さな会社は、アトランティスのような大きな会社との取引は喉から手が出るほどありがたい話・・・。これからのオリンピックに向けての展望も聞かされやむなく了承します。
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宮沢は大橋にそのことを聞かされ、大地とタチバナラッセルに向かう。社長に事情を聞くと、3月までの取引にしてほしいとのこと。宮沢はアトランティスのことも含めなんとかならないかと申し出るも逆にタチバナラッセルの苦しい事情を聞きます。
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大地も橘に責め依りますがどうにもならず、橘の勝手な言い分に怒りの収まらない宮沢は、同じ立場として理解を示したうえでこういいます。
「許しがたい裏切り行為だ!」
「3月以降は、どんなことがあってももう二度と御社とは取引はしません!金輪際だ!!!」
席を立ち、帰ろうとするとそこにはアトランティスの小原と佐山が・・・。
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タチバナラッセルの生地は耐久性と通気性を備えたランニングシューズのためにあるような素材・・・、巡り合えて幸運でした・・・と小原は言います。
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宮沢はそこで一言「よかった・・・それを聞いて安心しました」
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今回の商談が、こはぜ屋をつぶすことではなく、タチバナラッセルの品質を理解してのものだったので良かった・・・と。小原は、自分たちは大企業だ、小さな零細企業相手にそんなことはしないと言い返します。
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橘さんが血のにじむような努力をして生地を作ってきた。その技術を大企業の身勝手な都合で利用するようなことだけはしないでいただきたい。橘さんの素晴らしい技術を広めてほしいと宮沢は頭を下げます。
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自分たちにはまだタチバナラッセルを広めるだけの力がなかった、大企業のアトランティスでは可能だ・・・。小原はこざかしいことを言う宮沢を一蹴。
アトランティスがタチバナラッセルと契約することで儲かるそれでいいと語ると宮沢は違うと反論します。
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同じ仕事でも金だけと一緒に同じゴールを目指すのとは全然違う。その絆がビジネスチャンスをつかめる・・・それは陸王が教えてくれたこと。
「まだあきらめませんよ!かならず橘さんに代わる素材を見つけてまた陸王を作ります!」
そう言い残し泣きながら帰っていきました。裏で聞いていた橘は小原にRⅡのために全力で取り組む、でないと彼らにあまりにも失礼だと涙し帰っていく宮沢たちにお辞儀をします。
まとめ
・ニューイヤー駅伝は第6区茂木が陸王を履いて区間賞
・茂木からの進言もあり陸王商品化
・アトランティスはそれを見てとうとう本気になる
・アッパー素材のタチバナラッセルをアトランティスが専属契約で買収
・茂木の走りを見て他の選手もこはぜ屋と専属契約を結びたいと言い出す
・こはぜ屋とタチバナラッセルはアトランティスのより引き離される