ボディガードという仕事からしばらく離れていた島崎(木村拓哉)ですが、1話から何度かフラッシュバックのように過去の失敗が彼の脳裏に現れ思い悩んでいましたが、5話ではとうとうその過去が明らかになりました。
6年前のクライアントの河野純也(満島真之介)と再会しましたが、純也は島崎を恨んでいました。
BG身辺警護人の第5話の感想とネタバレです。
BG身辺警護人の第5話の感想
第1話から、島崎の回想として出てきた河野純也が登場しました。
かつては神と言われたサッカー選手という役だったのですが、とんでもないクズになり果てていました!
しかも、犯罪にまで手を染めているというオマケつき。
ただ、その原因を作ったのは島崎だったんです。
島崎は6年前まで、純也のボディガードとして雇われていました。純也にも信頼は絶大で良い関係だったのですが、空港で天井の鉄骨が落ちるという事故があり、島崎が目の前の子供2人をとっさに助けようと飛びこんだ時、純也もまたその鉄骨で足と体に大けがを負ってしまいました。
つまり、クライアントである純也を身を挺して守らなければいけないはずが、一瞬子供を助けるために離れてしまったんです。
そのケガが元でサッカーの神様と言われた純也は引退に追い込まれてしまった。
ま・・・、純也の気持ちは痛いほどわかります。
事故とはいえ、一番大事な足をケガしたことは純也にとって肉体的にも精神的にもツラかったのでしょう。
その痛みがわかるからこそ、今の純也には何をされようが耐え忍ぶ。
最後には、純也と彼が関わっていたアブナイ会社の人たちにリンチまで受けるというオマケつき。
しーかーし!
それでも、島崎の忠誠心は変わらず、純也に「任務終了」と言われるまで耐えたと思ったら、純也に「騙されてます!」と芝居を打ってまでアブナイ会社から助け出す。
すると、純也は引退したのは怪我のせいじゃない・・・子供を救ったのは正しかったんだ!と最後に呟くんです。
美しい話ですよ・・・・。
ストーリーはすごく面白いし、ボディガードという仕事や島崎のカッコよさが際立つドラマですし、過去の話をみんなに伝える場面はまるで青春ドラマのような演出でした。
・・・・がひとことだけ言いたい。
ちょっときれいな話すぎて現実味がない・・・です。
面白いことは面白いけど今回は、美談を意識しすぎてちょっと作り物感がしたと個人的には思います。
6年前の島崎章(キムタク)と河野純也(満島真之介)の過去とは?
・島崎は神とまで言われるサッカー選手の純也のボディガードをしていた
・空港で警護中、ネジがひとつ外れたことに気づいた島崎は、とっさに直撃する場所にいた子供2人を助ける
・同じくおちてきた鉄骨で純也が全治2カ月の重傷
・純也は引退をし、ブラックな企業の広告塔のような仕事をしてくすぶる
BG身辺警護人の第5話のネタバレ
日ノ出警備保障に仕事が舞い込んできました。そのクライアントは慈善団体の代表となっていた元サッカー選手の河野純也。
純也はミラノのチャリティーに参加するからホテルから空港までのガードをしてほしいと依頼をしてきました。
そして打ち合わせの時に突然島崎を指名してきたために6年前島崎が純也のボディガードをしていたことが仲間にも発覚。
海外に行く純也をホテルから空港までボディガードをすることになりました。
ホテルからでると、怪しげな男が2人純也を見張っています。
そのころ、日ノ出警備では、純也が2日後にサッカーイベントに参加するという情報をキャッチ。
その報告を受けた、高梨(斎藤工)が事情を聞くと、悪びれることもなく純也は日本でのイベントは直前キャンセル、海外では永住するかも・・・と、ワケアリな話をし始めます。
しかも、これまでの広告塔となって稼いだチャリティーのお金は、子供たちのために使われることもなく開催者の元に流れていて、バレる前に証拠と共に海外に逃げる・・・。
最初の話と食い違うため、高梨は職務を停止することを島崎に言いますが、島崎は戸惑いながら純也の話を聞き入れ空港に連れて行くもその先の行動はできない。
業を煮やした純也は自分の荷物を持ち空港に入ろうとし島崎は引き留めます。
「人に夢を与えてきた人間は、どんなことがあっても逃げちゃいけないんだと思うんです」
日ノ出警備保障のメンバーも全員空港に到着。
空港に入ると、ミラノ行きの搭乗口には警察が来ていました。
引き留められ恨み事を言う純也に、村田(上川隆也)は、これまで島崎がボティガードを捨て路上整備をしていたこと、クライアントには絶対服従を貫いていることを伝えます。
純也に警察に向かってほしいと説得するも拒否。
純也の後援者で、チャリティーの主催者のアジトに2人で行くことになりました。
その場では、純也は手のひらを返したようにボス的な男に言いつけ、部下が島崎を痛めつけます。
島崎は、苦しみながらも純也に任務終了を願い出て、純也がその言葉を言うと、突然純也に殴り掛かりました。
「騙されてます」小声でささやくとそのままアジトから助け出します。
チャリティーの主催者は、純也のいた部屋に証拠をワザと残しておき、海外にいくはずの純也に罪をすべて擦り付けようとしていたんです。
その話を聞くと、純也はグラウンドに向かって走り出し、島崎もついていくことに・・・。
遅れて警察が現場に到着し、純也は警察に捕まりました。
連行される時、気づいたサッカー少年たちが騒ぎ出し、純也はサインをしてから警察の車に乗り込む直前・・・
「あの事故でケガをしたから、俺がダメになったわけじゃない・・・」
「本当は、海外で活躍できないのが怖くて、ケガを言い訳に引退した」
「俺は自分の恐怖心に勝てなかっただけだ」
子供を救った行動は正しかったんだと語ります。
まとめ
島崎章(キムタク)と河野純也の過去は、依頼主とクライアントとしての関係でした。しかし、空港での事故で純也が大けがをしてしまい、島崎が守り切れなかったことを悔やみボディガードはしていませんでした。
クライアントには絶対服従という島崎のポリシーもその時に生まれたものでした。
純也が最後に、自分に勝てなかったので引退したと語り美しく終わりましたが、正直2カ月ものケガをすればやはり心は折れますしちょっと美談すぎた内容だったかな・・・と思います。
しかし、このドラマの中でキムタクが言ったセリフ
「人に夢を与えてきた人間は、どんなことがあっても逃げちゃいけないんだと思うんです」
この言葉は、SMAPとしてアイドルとして夢を与えてきたキムタクとダブるのは私だけでしょうか・・・。