総理大臣を招いて行われるデモンストレーション。その現場にきた観客も総理大臣すらダーウィンが目的。完全にアウェーの佃製作所と帝国重工のアルファー1。
打倒、的場の気持ちだけでここまで来ているダーウィン計画のほころびが見えてきます。
下町ロケット2ヤタガラスの最終話ネタバレと感想です。
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下町ロケット2ヤタガラス最終回のあらすじ
佃(阿部寛)と財前(吉川晃司)から、日本の農業の未来を救いたいという熱い想いを聞いた正弘(山本學)は、300年続いた自身の田んぼを、「アルファ1」の実験農場として貸し出すことを決意する。その甲斐もあって、より精度の高い走行テストができるようになり、佃たちは製品化を急ぐ。
そして時間はあっという間に過ぎ、首相視察のデモンストレーションイベント当日。佃製作所のメンバーはじめ、前回のリベンジに燃える的場(神田正輝)は首相の到着を待つが、なかなか現れず、到着が大幅に遅れてしまう。それにより、首相は敵方のダーウィンのデモを見たら帰ると言い、反論する的場や財前だったが・・・。
果たして再対決の勝負の行方は・・・!?
出典:下町ロケット
下町ロケット2ヤタガラス最終回のネタバレ
帝国重工会長が的場を呼び出し二人で対談しています。
「まさか君は藤間の続投を黙って見過ごすつもりはないだろうね?」
「もちろんそのようなことは決して…」
「だったら!エンジンとトランスミッション下請けに作らせるのか!」
「藤間社長の指導で現場が混乱しておりまして…」
まずはダーウィンに勝つことが使命だと会長が言い会長は的場に脅しをかけます。
試験走行
試験走行31回目。
アルファーワンは殿村の畑で何度も試験走行を繰り返していました。日に日に能力が上がっていく姿を見て佃製作所のメンバーや正弘も驚きます。
正弘は素朴な疑問、なぜ無人農業ロボットなのに運転席があるのか?と聞くと島津は答えました。
一つ目は動かなくなった時の緊急対応を行うため、そして道路交通法があり、公道を走るときは糸が運転しなければならない。
その時、島津が、アルファー1の小さな異音に気づきます。農業用ロボットを止め音の位置を確認しますがはっきりしません。
重田たちとギアゴーストの技術者たちとの会議の時、ダーウィンも使っている農家から突然止まったと報告を受けていました。しかしプログラムをリセットしたら治ったと言われ、リーダーの氷室は真剣に受け止めませんでした。
「ベストな状態で首相に見てもらう…、」それぞれの会社で確認することになりました。
そして伊丹は、何が何でも成功させると意気込みます。
「的場修一を地獄へ突き落とすまでは!」
イベント当日、会場の倉庫が開放され、それぞれの展示品を観客達が見に来ていました。倉庫に置かれた帝国重工のアルファーワンと重田たちのダーウィン…
主催者側は帝国重工と佃製作所のメンバーに段取りを説明します。首相は1時45分にやって来る予定。それぞれ25分の持ち時間でデモンストレーションを行う。まずはダーウィンでその後アルファーワン。首相はその後、急ぎで東京の会議のため戻る。
そこに的場と財前と奥田ががやってきます。
「随分ちっちゃくなったなあ、これじゃああれと変わらないじゃないか!」とダーウィンを見ました。
佃製のエンジンとトランスミッションはダーウィンより優れている…と言う財前。
このトラクターのために二段階変速のトランスミッションを開発した。
奥田はそれなら自分たちの製品方がよほど安定していたと文句をつけると島津は基本設計が古くて使いづらいと思うと意見を言いました。いぶかしがる奥田に島津は自己紹介をすると、奥田は小馬鹿にしたように話します。
「うちの下請けぐらいが君にはお似合いなんだろう。」
「下請でもいいものは作れます!帝国重工では私にはそのチャンスはありませんでした。」今こうやって最新型のトランスミッションを世に出すことができるのは幸せだ…
奥田はそれでも、島津に向けて厳しい言葉を投げかけました。的場も同意をすると、財前が割って入ります。帝国重工は大型が中心なのでこういった小型のものは佃製作所の方が優れている。
アウェーな会場
イベント会場の畑にダーウィンが入ってくると観客は総立ちになって拍手をしました。総理大臣がそれに合わせて30分遅れで入ってきます。ダーウィンの前で誇らしげに挨拶をする重田たち。
観客席に的場や財前と奥田たちがやってきます。
そこに主催者の担当者がやってきて責任者はいるかと言いました。財前が話を聞くと首相が来るのが遅れて時間が押しているためデモンストレーションは一つのみとなったと言い出しました。
首相の意向もありダーウィンだけの試乗になると担当者が言うと、的場が詰め寄りました。
「首相に見せるために来たんだ!」
その頃ダーウィンに乗り込んで笑顔を見せていた首相。的場は突然田んぼに入り首相の元に走ります。
自分たちのトラクターも見て欲しい…そういうも首相は冷たくあしらいます。それでも食い下がる的場に首相は大きな声で、中小企業をいじめないでくださいよ!と言いました。
「いじめちゃだめ!」
首相が去っていくと、後ろから重田と伊丹がやってきて声をかけます。重田と伊丹は自己紹介をしますが、的場は知らないと立ち去ろうとします。
帝国重工の社長候補になるあなたが下請け工場が潰れようが覚えていることもないでしょう。しかし重田はあなたのことはよく覚えている…と。
「1日たりとも忘れたことはない、だからここまで這い上がってきたんだ。」
「まさか私への復讐だったとはね…」倒産も退職も自業自得。
「俺たちはあんたを徹底的に叩き潰す!」二人のにらみ合いが続き、的場は何も言わず戻って行きました。
ダーウィンのデモンストレーションが始まると観客は総立ち…首相もダーウィン側に座り熱心に重田達に話を聞いています。しかし、トランスミッションを見る島頭の顔が曇りました。
デモンストレーションは成功。次はアルファー1の番になると観客はゾロゾロと帰って行きます。観客のまばらな中、佃製作所が作ったアルファー1がデモンストレーションを開始します。
走行は順調に終わり、複雑な顔をする的場以外のメンバーは立ち上がり喜びをかみしめました。
倉庫に戻って、泥だらけのアルファーワンを佃製作所のメンバーが整備し始めました。
立花は正しく評価をしてもらえなかったと残念に言い、軽部もこれならやらない方が良かったんじゃないのか…そう言うと佃は昔佃製作所がまだ小さかった頃、社員が泊まり込みでアイデアを出し合って行ったことを語り始めました。
たくさんの批判の中出来上がったのかロケットに採用されたバルブシステムだった。
「今誰も評価してくれなくても、いずれユーザーや世の中が勝手に評価してくれる時が来る、その時を信じて待とう!」
島津もその通りだと言いました。
ダーウィンの走りも良かったという軽部に対して島津は、双方ミスなしでダーウィンが15分30秒、うちはミスなしで12分41秒と。
隣では重田たちが記者たちに囲まれていました。
島津が後片付けに追われているとその場にやってきた伊丹がダーウィンはどうだったかと聞きます。
「よかったろ?」
「あのトラクター本当に売るの?」
「トランスミッションは私が設計したやつだよね?」島津がそう言うと伊丹は権利はうちにあると言いました。
「伊丹君ってさ、結局何もわかっていない。本当にあれでいいと思っているわけ?」
「あんたは負け馬に乗ったんだよ!」
泣きそうになっている島津のもとに佃製作所のメンバー達が現れました。
「大丈夫か?」航平がそう言います。
「私はいつまでも過去の恨みや憎しみに引きずられたくないです。佃製作所に入る時に決めたんだこれからは佃さん達と未来を作ろうって…」
伊丹はダーウィンの元に戻り氷室に何か問題点はないのか聞くと、何もないと言います。氷室はさっさと帰ろうとしますが伊丹が呼び止めてもう一度トランスミッションの不具合に問題がなかったのかを再確認しました。
「何もないと」再度答え帰って行きました。
島津の勘と異音
重田たちはいつものように会食をして先日の的場の姿を思い出し笑っていました。
ダーウィンを来年の7月に売り出す予定…
その頃、佃製作所でも航平がアルファー1の発売が7月に決定したことを社員たちに告げていました。
山崎は、自分たちの予定から見ても最短であることを懸念し、島津は浮かない顔をしました。その表情を見て航平が意見を聞くと、前回の走行テストで聞こえた異音のことを持ち出します。
あくまでも島津の勘…
すると、航平は納得いくまでやってみろと言いました。その日から、島津と立花は殿間の畑で音の正体を探るべくトラクターを走らせることに。
帝国重工には、ダーウィンの発売が3ヶ月前倒しになり4月になったと情報がもたらされました。
的場は、「顧客を奪われるぞ!」と声を荒げます。
財前は、ここで焦るよりも本当に良いものを作ることこそが販売を伸ばすことになると思うと言います。一旦は、了承する的場でしたが奥田が会長も参加する役員会議見据えた作戦を考えます。
会議では的場は、発売時期を早めることを突然発言します。
その内容は、佃製作所の小型トラクターではなく、これまで進めてきた大型トラクターを4月に発売するということ。財前は大型は日本の農業に適していないと答えるも財前は世界を見据えた売上を考えるにはそれが最適であると言い返しました。
すると藤間は、それを進めるには一つ条件があると言います。それは、エンジンとトランスミッションの性能対決。的場が帝国重工の技術力を信じていないのかと言うと、藤間は、もちろん知っているが佃製作所の技術力も知っていると答えました。
第三者機関の、モーター技研に公明正大の評価を委託する。
「問答無用の性能勝負だ!いいね?的場くん!!」
その話はすぐに佃製作所にもたらされました。同時にアルファーワンの走行テストで起こしたことが報告されます。直ちに島津達が、トランスミッションの洗い出しを行いますが原因が分かりません。
島津が一つのネジを取り出し、耐衝撃性昨日の5万回の検査を10万回にしなければいけない…
社員たちはその回数に度肝を抜かれます。どう考えても無理だ社員たちの頭にはそのことがよぎります。あと一週間なのにそれはできない…
航平は、目をつぶり、こんなことで佃製作所倒れてたまるか!とつぶやきました。
どんな問題にも必ず答えがある、俺はそう信じてここまでやってきたんだ!今回だって必ず答えがあるはずだ!するとロケットの開発部門の技術者たちもやってきて全員体制で問題を解決することになりました。
おごり
その頃ギアゴーストには、ダーウィンの停止の話が入ってきました。氷室が会社から電話が入ると、慌てて戻ってきます。事情を確認し、トランスミッションの構造的な欠陥があるのではないかと部下に言われても氷室は受付ようとしません。
口喧嘩をしていると、伊丹が帰ってきて、通信プログラムにバグが見つかったと言います。ほっと胸をなでおろす伊丹と、部下に怒鳴り散らす氷室。
ダーウィン発売
農林業では、ダーウィンのパンフレットが配布されることになり、飛ぶようになくなっていきます。農林業を訪れた殿村たち親子も、ダーウィンの人気ぶりを見て不安に思っていました。
殿村は航平に連絡すると、検査で大変なことを聞きました。
ふと後ろから妻がやってきて、会社を辞めて後悔してない?と聞くと殿村は後悔してないと答えます。
「だったらあなたは世界一美味しいお米を作ればいいのよ。それが佃製作所の皆さんの仕事に応えること…」
「それがあなたの戦い方…」
利菜の悩み
佃製作所にりなが航平の荷物を持って行ってきました。用事を済ませ帰ろうとするに島津が声をかけます。利菜も会社で天才だと有名な島津と会えたことを喜びます。
「技術者として父にも皆さんにも負けたんです。私もっともっといい技術者になりたいんです…父を超えるような…」と悩みを言うと島津が技術者はものをだけを見ているようでいて違う。
「人の心を相手にする仕事なの…」
帝国重工では色々学ばしてもらったが、あそこを出て佃製作所に入ったことで前よりもいい技術者になったような気がしている。数え切れない失敗と挫折を繰り返して、痛みや喜びを知って泥臭くやることが必要なんだと佃製作所で学んだ…。
「帝国重工では考えられなかったこと…。」
大企業VS下町工場
帝国重工の製造部では、奥田の監督のもと新しいトランスミッションの開発が行われました。その頃佃製作所では、減速ギアの耐衝撃寿命はまだ10万に届いていない。
必死になって、論議する技術者たちを見て山崎が不安そうに報告をしました。
そんな時、財前が航平の元を訪れます。
「今回もまた佃さんたちを振り回すことになってしまった。」そうわびると財前は、不謹慎だが勝ってほしい気持ちを正直に言いました。
検査結果
モーター技研に運び込まれる帝国重工のトランスミッションと佃製作所のトランスミッション。
結果は翌日の午後…
帝国重工に、打ち合わせに来た航平と山崎の前からくるのは的場と奥田。
自信満々の奥田の言葉に反論する山崎。
「おたくら、諦めが悪い…」そう言って立ち去ろうとする的場に航平は声をかけました。
あなたは、アグリジャパンと首相視察の時だけしか来なかった。
それであなたに何が見えると言うんですか!
前の実験走行で、アルファーワンが1回だけエンストを起こした。たった1回…、的場だったら気にすることもない回数だがそのたった1回のために佃製作所の社員は気の遠くなるような実験をして原因を解き明かしたんだ!
すると、航平の脳裏には過去にあった社員たちとの思い出がよみがえります。
疲れもピークになり、立花が口走った一言で原因はシャフトだとわかります。シャフトを改良し耐衝撃寿命も10万回を超えました。
軽部が「悪い数値じゃないでしょ?」というと「最高だよ!このトランスミッションで勝負行くぞー!」
「諦めるなんてとんでもない、性能評価に出してそれで終わりじゃないんだ!」
今この瞬間も改良の余地がないか検査している!今回これでダメだったとしてもこの先無人農業ロボットのためになる。俺たちは俺たちが作るトランスミッションの先にあるものそれを使う農家の人たちの喜ぶ顔が見たい。
「的場さん!どうか同じ夢を見てもらえませんか?」
我々が作る無人農業用ロボットがいつか日本の農業を救いたいという同じ夢を!復讐や憎しみだけでは未来を作れない、進まないんだ!
「以上か?わずかな時間せいぜい夢を語ればいい…私には雑音でしかないがな。」
首を長くして待っている佃製作所の事務所に、結果がもたらされました。同時に、的場のもとにも検査結果がもたらされました。
当然にわが社の勝利と自信満々に封を開ける的場。みるみる顔色が変わります。
航平は、資料を見て一旦残念な顔をします。
「みんな!残念ながら…、圧勝だぁぁぁ!!」
歓喜につつまれる佃製作所。
島津は、私だけじゃこのアイデアに気付けなかった、みんなの力だ…、と。
「佃製作所全員で勝ち取った勝利だ!」
みんなの思いがこの勝利を俺たちにくれた!農家の人たちにこのトランスミッションを進めることができる…。
「新たな挑戦が始まるぞ!」
おおおおおお!!
結果は C 評価、佃製作所は A 評価。コメントは、帝国重工の設計思想は古く、これから内製化を目指すのなら佃製作所に設計の指導もしてもらった方がいいとありました。
奥田に怒る的場…。
「私はこんなところで終わるわけにはいかないんだ!」
勝負の後
ロケットの打ち上げが見事成功、そして佃製作所製のエンジンとトランスミッションを搭載した農業用無人ロボット、ランドクロウと名前を変えて販売に先駆け殿村下に納品されました。
正弘に手渡されたリモコンを押すと農業ロボットが走行して行きました。
ギアゴーストには、発注台数の件数がもたらされます、ダーウィン予約が200台。伊丹は驚き量産体制に発破をかけます。
しかし伊丹が開こうとしていたメールには、ダーウィンの不具合を告げるメッセージが残されていました。
「ゆっくりと的場の最期を見届けてやる…」
航平は、ランドクロウを見ながらエンジンの周りのシャフトの特許申請をしないかと皆に持ちかけます。