
美貌も名誉も才能も持ち合わせた女性、月島ももとなんにも持たないただの自転車屋の風間直人(通称:プーさん)が恋に落ちる話の高嶺の花。
月島ももが結婚を邪魔され、たまたま飛び込んだ自転車屋にいたプーさんに惹かれていくというドラマです。プーさんは、風間直人という名前があるのですが、なぜか周りから「プーさん」と呼ばれています。
フワフワしていて、存在が仙人のような人なんですが、時には人の心にずっしりとくる言葉なんかをサラッと言う人。
感情もももと違いずぅぅーっと変わらず、しゃべるのもボソボソ・・・。
とても謎多き人なんです。
高嶺の花の風間直人がなぜプーさんなのか、そしてお父さんはどうなったのか考察をしてみました。
風間直人はいつからプーさんなのか?
プーさんの自転車屋の風間輪店がある商店街の仲間たちからはプーさんと呼ばれているので、小さいころにつけられたあだ名であることは間違いありません。
プーさんの名前の由来は、ストーリーの中では具体的に語られてはいませんので、今後出てくるのかもしれませんが、第3話でのプーさんとももと秋保との会話から「クマのプーさん説」が有力ではないかと。
第3話オープニングが鍵?
『#高嶺の花』第3話の直人(#峯田和伸)がクマのぬいぐるみをキャッチする場面はグリーンマンが登場しての撮影!!
放送ではグリーンマン、キレイに消えてました!笑秋保(#髙橋ひかる)と芽衣ちゃん(#田畑志真)のかわいいオフショットも♡ pic.twitter.com/Yc28XlasST
— 【公式】高嶺の花/日テレ7月期水ドラ (@takanehana_ntv) 2018年7月27日
秋保とそのお友達は、昔、持っていた古いぬいぐるみを風間輪店の前に持ってきて抱っこしては写真をとりますが、その扱いはぞんざいなもの。
プーさんは、女性3人が過去のもののように雑にクマのぬいぐるみを扱うのを見て悲しそうにこう言います。
「少女のころはベッドで抱いて寝てくれてた。」
「ところが、大人になるとクマよりもイケメンイケメンって!捨てられちゃう!」
すると、ももが「プーさんってクマのぬいぐるみに似ているもんね!」
周りの秋保やその友人も「似てる!似てる!」
と盛り上がります。
ももは、クマのぬいぐるみを「もう要らなーい」って大きく投げあげたところプーさんがダイビングキャッチ後、滑って水をためていたところにドボーン!
「なんと冷酷な女子たち・・・。」
まるで、自分のことのような言い方に、クマのプーさんに似ていたからつけられたあだ名ではないかと思うのです。
プーさんは、人の心を癒す天才
プーさんはいつもボヤーっとしているように見えて、おっいいこと言うじゃん!みたいな名言が出てきます。
相田みつをさんバリにいい事を言うんですが、人間工学的なこともちゃんと言うんですよね。
人間は左側から言われたことを信じてしまう。
これは、プーさんが第2話でももに言った言葉です。
ももは、彼のことがなかなか忘れられない。プーさんと偶然知り合ってからプーさんたちの商店街の夏祭りに行き、太鼓を一緒にたたきながら涙を流すんですが、その時、プーさんがサラッと「忘れるのは結構カンタン・・・」と言ったのです。
そしてこの言葉・・・
ホントなの~と調べてみると・・・ネット上にありました。
コミュニケーションをとる上で、左側から話しかけるっていうやり方があるんだそう。
右脳は感情を支配し、左脳は理性を支配する。
それぞれ交差して左半身と右半身を支配しているので、左側の方が安心できる人間
と思うらしいです。
男性は、守りたい女性を無意識に左側に置くともいわれています。
こんなことを良いタイミングでそっと言うプーさんはタダ者ではないと思います。
プーさんのお父さんってどうなったの?
プーさんがお父さんのことを語ったのは、第3話のラスト、植物園デートで初めてのキスをする場面です。
プーさん自身は、中学の2年以来傷ついたことがないと言う。
「中学2年の時以来傷ついたことがないんです」
「おやじが死んだ日」
「普通の自転車屋のおやじです。」
「よく母親に小言を言われていて・・・」
「人の悪口だけは言うな、口に出さなけりゃ思わなくなる」
「そしたら心にある池が透き通る」
「そしたら心まで、人は半分幸せになれる」
「偉いって褒められたくて柄にもなく勉強したこともありました。」
「大好きだった父さんを・・・」
「なんで俺の父さんなんだ・・・」
「もっと世の中悪いヤツいっぱいいるのに・・・」
「なんで俺の父さんなんだ・・・」
プーさんが涙を流します。
「物語はたぶんそこでおわったんです」
「イケメンだったら絵になるのにな」
珍しく、プーさんが感情をはっきりと出したシーンです。
プーさんが中学校2年の時に、お父さんが亡くなっているという告白がありましたが、特に詳しくは語っていません。
文面から読み解くと、不慮の事故っぽいですよね。
病気とかそんなのではなさそうです。
ももの実の父も運転手の高井だとわかりましたので、プーさんのお父さんの話がきっかけでももの気持ちを和らげることになるかもしれません。
まとめ
月島家は、月島流のお家元なので、様々な人の思惑が渦巻いています。裏切りに継ぐ裏切り・・・。ついに、仲が良かった妹のななまでもが、新興流派の宇都宮の手にかかりももと決別してしまいました。
月島家と商店街って、対比がすごいんですよね。
だからももは、プーさんに惹かれたんでしょうし、ホッとする場所だったんでしょう。
ただ、プーさんにも父親のことが相当トラウマになっているようなので、ストーリーの後半はなにか父のこともかかわってきそうです。