
10月11日に放送が始まったドラマ「黄昏流星群」。弘兼憲二さんの漫画が原作となっている大人たちの純愛を描いたストーリーです。第1話では原作にない、主役の佐々木蔵之介さんを慕っている秘書(本仮屋ユイカ)が出てきました。
黄昏流星群の主役瀧沢完治(佐々木蔵之介)の娘、美咲の秘密を原作から考察してみたいと思います。
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黄昏流星群の娘、美咲の秘密とは?
黄昏流星群の銀行員の瀧沢完治には、妻も子もいます。妻は真璃子(中山美穂)そして娘は美咲(石川恋)というはたから見ると理想の家族です。
娘の彼氏は日野春輝(藤井流星)という男性で、弁護士。友人のように仲の良い母親には逢わせたいと言うのですが、春輝自身が母の真璃子と恋愛に発展してしまうというありえないようなストーリー展開の予感。
実は、この美咲には誰にも言えない大きな秘密を抱えていて、あとで衝撃の展開となると説明されています。
一体この家族に衝撃を与える大きな秘密とは何なのでしょう?
実は、原作漫画でも、名前は違いますが娘には衝撃の秘密があり、父親が吐き気をもよおすような、事実が発覚します。
黄昏流星群第1話の感想
マッターホルンがCGだったり、バッグはお天気なのに雨がザーザー降ってきたりとツッコミどころの多い第1話でした。
しかも、旅行先で初めて出会った人を部屋に誘ってから、すぐ性急にキスをして逃げられるとは・・・。
原作でも、割と嫌悪感なく自然にアバンチュールを楽しもうとしている感じがあり、えっ?!もうキスしちゃうの?下心ありすぎ・・・と驚いてしまいました。
第1話のネタバレ
28年も勤め上げて、あともう少しでエリートコースの頂上が見えるところで、かわいがってくれていた上司が失脚をしてしまった。そして、それは、主役の完治にとっても災難で、突然、エリートのラインから外されることになりました。
ショックは図り切れず、妻にも言えないまま、ひとり飲み屋で見た氷の形がマッターホルンに似ていたことから会社にも家にも嘘をついてスイスに行きます。
主人公の完治がいる間ずっとスイスは吹雪。
マッターホルンも見えないままでしたが、無理にゴンドラに乗り込んだところにひとりの日本女性目黒栞がいたのです。完治は運命を感じ食事に誘い、その後部屋に誘うと素直についてきました。
部屋の外では雪が落ちて大きな音がし、ビックリした栞と完治がそばに寄り添うことになったとたん、ふと完治はキスをしようと迫ります。栞はビックリして部屋から逃げ、その後会うことができませんでした。
そこから完治の心は彼女の面影を追うようになるのです。
ドラマと原作の違い
1990年代に描かれた原作漫画ですが、実写化にあたって少しストーリーやキャストに変化があります。妻の真璃子と娘の婚約者、日野春輝との恋愛。
元々、娘の婚約者と主人公の妻との恋愛は原作では描かれていません。
第1話でも、完治(佐々木蔵之介)に恋する秘書(本仮屋ユイカ)さんが出てきますが、これもまた原作にはないお話しです。
原作漫画は、純愛っぽい部分はあるものの、ガッツリ大人の漫画で、主人公の冷めきった夫婦関係だとか、大学生の娘が性に奔放だったりだとかリアルに描かれています。
原作漫画での娘の秘密
原作では、盛本芳春という30年勤続の銀行員で美紀というひとり娘がいて、美紀は大学生です。
この美紀と主人公は、年頃だからか距離があり、あまり仲はよくありません。銀行員という仕事がら仕事ばかりで家を顧みなかったのがよくわかる家族の関係。
美紀はとてもドライな性格で、結婚と恋愛を分けて考えられる一面もあります。
原作でも、お見合いをして大蔵官僚の西澤という男と婚約していますが、本当はそれほど好きでもないのです。安定だけを求めた結果、勝ち組の西澤と結婚を決めるという計算高さ。
しかも、実は大学の教授と肉体関係があり、時には大学の一室でもふたりで関係を持つなどドロドロです。
娘、美紀にとっては教授は好きだけれども、体の関係だと割り切っているようなところもあり、ラストではその教授に主賓を務めさせるなど、主人公にすれば悪夢のような出来事も。
もし、原作に忠実にドラマ化されるのであれば、大学の教授もしくは、会社の上司と不倫関係にあるという秘密があるはずです。
ちなみに、なぜ主人公が娘の関係を知ったのか?
原作の中版に、主人公は娘の不貞を知ることになりますが、初めて遭遇したのは衝撃の場面だったのです。
それは、主人公が不倫相手の目黒と会ってから帰る時、ホテルのエレベーターに乗り込もうとすると初老の男と娘が一目をはばからずキスをしていました。
主人公と目黒、そして娘と初老の男が小さな部屋で出くわしてしまったのです。
もちろん、お互いパートナーがいますので、言い出すことができず後日話をするのですが、主人公も妻に内緒で女と会っていたことから、強く言えませんし、娘の相手が誰かも聞けませんでした。
原作では主人公は出向の話を断り、上司とは陰険な関係になってしまったことから、娘の結婚式には銀行の上層部を呼ぶことができない。
ただ相手側の西澤からは、格のある人でないと釣り合わないと言われ、主人公が娘に大学教授はどうかと提案すると娘は「お父さんはそれでいいのね?」と意味深な事を言うのです。
そして、顔合わせの時、初めて娘の相手が大学教授だったと知り愕然とするという内容です。
ドラマでの娘の秘密とは?
さて、原作では娘はかなり奔放な女性のように描かれているので、ドラマ化にあたってこの不貞の関係が出てくるのか注目しています。第1話を観ても、本筋は同じですが、かなり原作にない人間が出てきていますし妻と若い男との恋愛まで出てくるので、娘のそこまで生々しい関係が出てこないと予想しています。
娘美咲目線で考えると・・・
・父(瀧本完治)が不倫
・母(瀧本真璃子)が自分の婚約者と不倫
やってられないですよね・・・(;´・ω・) というか、父よりも母の方が罪深いですし、家庭崩壊とかそんな生易しいものではありません。このとんでもない設定にするなら、美咲は別な人が好きなんだという話が入ってきてやっとバランスが取れそうな気がするのです。
まとめ
黄昏流星群は、大人の男女のリアルな恋物語を書いていますが、やはり不倫が原点。不倫と見せない工夫があるドラマですが、この先の展開が気になります。
娘美咲の家族に衝撃を与える大きな秘密は、原作通りにいけば年の離れた男との関係がばれてしまうのか、もしくは、他に好きな男がいるという設定になると予想しています。
妻、真璃子(50代)と娘の彼氏の春輝(20代)との恋愛って立場的にも年齢的にも、かなり難航すると思いますがどんな新しい話が加わるのか注目です。